若い女性はなぜ経済力のある年上の男性に惹かれるのか

アゴラ編集部

野生状態で生きている生物種は、それほど長生きできるものではありません。若くて元気ならサバイバルできる環境でも、年齢を重ねていけば事故に遭ったり運悪く天敵に食べられてしまうことも多くなるでしょう。なので野生生物で、一定の年齢以上で生存し続けている個体には、それなりに理由があります。


例えば、賢かったり体力が強かったり病気に強かったり、といった「能力」が他の個体より長けているため、長生きすることができている。年を取った個体には大きな価値がある、というわけです。これを有性生殖の面から見てみると、メスには賢くて体力があり病気に強い子孫を残そうという本能的な指向があり、パートナーを選ぶ一つの指標としてある程度、年齢を重ねたオスに惹かれがち、と考えることができます。

若い女性の一部が、経済力のある落ち着いた年上の男性に惹かれるのもこうした理由があるのかもしれません。ただ、人類は野生状態ではないので、必ずしも前述した条件が当てはまるわけではないものの、長く遺伝子の中に伝えられた「本能」が、時に人類の若い女性の気持ちを動かすこともあるんでしょう。

ところで、若い女性と経済力のある年上の男性という話では、ネット上でこの「Hagex-day.info」で紹介されているエピソードが有名です。お金持ちと結婚したい、という若い女性の質問に対し、銀行家とされる中年男性が答える、というもの。真偽不明のこうした話がネット上に拡散する、という背景にも、ひょっとすると若い女性がなぜ経済力のある年上の落ち着いた男性に惹かれるのか、というヒントがあるのかもしれません。アゴラ読者諸兄には参考になったでしょうか。

the telegraph
Why older men are more stylish than young men


Isaac Asimov Mulls “How Do People Get New Ideas?”
MIT Technology Review
ロシア生まれの米国人SF作家アイザック・アシモフが、どうやってアイディアをひねり出すのか、という記事です。トマス・ロバート・マルサスを読め、とか言っている。マルサスの『人口論』は有名なんだが、自然淘汰みたいな学説であり、現在の人口増加の問題にも通底します。独創性や組織論、またアイディアを阻害するものなどについて語っている。アシモフはコロンビア大学の大学院で化学を専攻した技術者で、大戦中はフィラデルフィアの海軍工廠で働いていたらしい。なかなかの現実主義者で、そこから『ファウンデーション』シリーズや『ミクロの決死圏』、ロボットものなど、彼の小説が生まれてくる、と考えると興味深いです。

Man In Japan Arrested For 3-D Printing Revolvers
POPULAR SCIENCE
先日、3Dプリンターで銃を作った、という容疑で神奈川県の男性が逮捕されました。この銃は「ZigZag」と名付けられ、制作過程の動画もアップされていたらしい。しかし、レミントンの実包を使う、というのは確信犯でしょう。この容疑者は起訴され、2年間の実刑判決が出ています。懲罰的な判決、とも言われるんだが、3Dプリンターでこんなに簡単に実銃が作れる、というのは官権にとって脅威でしょう。

North Korea releases one of three Americans held captive, US confirms
the guardian
北朝鮮が、観光のために同国を訪れていた米国人男性を拘束していたんだが、10月21日、開放し、米国の保護下に移ったようです。この男性、北朝鮮の飲食店で聖書を置き忘れ、それが同国の法律に触れる、ということで拘束された、とのことです。ただ、依然として二人の米国人男性が同国内で拘束中であり、米国は早期の開放を求めているらしい。今回、開放された男性の場合、両国の事前の交渉はなかった、とされ、突然、北朝鮮が開放したようです。このまま、残る二人を小出しにし、交渉材料にするつもりなんでしょう。

US Army’s Laser Gun Can Blast Enemy Drones: How It Works
livescience
敵の無人飛行体、いわゆるドローンを撃墜させることのできるレーザー兵器を、米陸軍が開発した、という記事です。レーザービーム、というとSFっぽいんだが、すでに実用化レベルにきているらしい。ボーイングのレーザー照射器は、ドローンはもちろん、ミサイルや速度の遅い迫撃砲弾なども撃墜可能だそうです。車載の兵器で、ディーゼル発電機があれば使える、という低コストも魅力らしい。サッカーの試合などでレーザーを照射する行為が批難される時代でもあり、出力の高いものは本当に危険になりつつあるんでしょう。


アゴラ編集部:石田 雅彦