「STAP細胞」騒動を年内に幕引きしたかった理研の思惑

アゴラ編集部

今日12月19日に理研が、いわゆる「STAP細胞」の再現性の結果について会見を開きました。18日、事前の発表によれば「STAP細胞は作ることができなかった」という結論になったわけです。表題のブログでは、はっきりと「なかった」と言えない三つの理由を紹介。なるほど、理研ならやりかねません。


そうこうしているうちに会見が終わり、理研は小保方晴子氏の退職、そしてSTAP細胞は「できず」と正式に発表したようです。これで、一定のけじめがつき、2014年の日本を騒がせた騒動が収束する、ということでしょう。理研としては年内にこの問題を終えたい、といったところ。

しかし、小保方氏はいったいどんな人生を送るのか。単なる「勘違い」が巨大研究機関と日本中を騒がせたという記憶だけが残った、というわけです。

海の研究者
理研が「STAPはなかった」と言えないワケ(予想)


US investors set to sell New Era estate in London after protests
the guardian
英国ロンドンの再開発、テームズ河畔のウォーターフロント地域に関する記事です。東ロンドンに「Nwe Era」と呼ばれる不動産群があり、周辺住民が地上げによる立ち退きに抗議の声を上げたらしい。ロンドンはちょっとした不動産バブルで、家賃が高騰しているようです。貧困層がこれに喘いでいて、都心に住めず郊外へ追いやられている。21世紀の囲い込み運動が起きているんでしょうか。

「清武の乱」は意義があったと思う。上|野球史
野球の記録で話したい
なにやら「清武の乱」というと、歴史上の武将による反乱のようです。これはプロ野球、読売巨人軍のコーチ人事を巡り、親会社の読売新聞から球団代表を解任された清武英利氏が、これを不当として訴えていた裁判です。いわゆる「ナベツネ」氏が、プロ野球界に悪影響を与えている、という主張は以前から根強くあります。この裁判が、こうした状況に何か「風穴」を開けることにつながるのか、要注視、といったところです。このブログの「下」を待ちましょう。

Chimp ‘Personhood’ Advocates Seek New Appeal in NY
livescience
チンパンジーがヒトに限りなく近い「チンパンジン」という主張をしているのは日本人研究者、松沢哲郎さんです。しかし、当方が松沢さんのところへ「アイちゃん」というチンパンジーの取材へ行った際、強化プラスチック製の観察ドームから頭を出した途端、歯をむき出したアイちゃんから手ひどい威嚇の歓迎を受けました。松沢さんは「アイは石田さんがイチゴをお土産に買ってきたことを知らないからなあ」と笑ってましたが、あれは決してヒトとは違う。この記事では、チンパンジーの「人権」を求めている米国のケースを紹介しています。当然、ニューヨークの司法当局はこれを認めなかったようです。

Chaos Ensues As Instagram Deletes Millions Of Accounts
BUSINESS INSIDER
写真投稿スマホアプリ、Facebook傘下の「Instagram」が、月間アクティブユーザー数(MAU)がTwitterを抜いて世界3億人を超えた、と話題です。この記事では、Instagramが偽アカウントなど数百万を削除してカオス状態、と書いています。本物のアカウントも影響を受けているらしい。Instagramに限らず投稿系アプリは、写真を撮った位置情報をスマホに送ったりするので、第三者に個人情報を探られる危険性もあるので要注意です。


アゴラ編集部:石田 雅彦