ニューヨーク不動産投資 歪みを見つける「5つの戦略」 --- 内藤 忍

アゴラ

昨日は、渋谷でNY不動産投資セミナーでした。休日の昼からの開催にも関わらず、51名のお申込みで満席(写真)。先進国不動産に対する関心が高まっていることを感じました。


前半はいつものように私が、ナゼ外貨運用なのか、ナゼ不動産投資なのかについてフレームワークを説明。その後、ニューヨークで不動産事業を幅広く展開するタイチ不動産の池田さんが講師となって、現地の不動産事情や投資戦略について詳しくお話を伺いました。

不動産のような実物資産の投資は、金融資産とは異なるアプローチが必要になります。効率性の低い情報に「歪み」の発生するマーケットですから、それをどのように活用するかがポイントになります。

特に、ニューヨークの不動産の場合

1.レント・スタビライゼーションと呼ばれる家賃の規制があり、そこから発生する賃料の歪みを取りに行く(イリーガル・サブレットなど)
2.街の開発計画の進行に伴う、デベロップメントの歪みを取りに行く(郊外エリア)
3.リノベーションによるバリューアップで歪みを取りに行く(放置物件、怠慢物件)
4.任意売却物件を現金購入することによって歪みを取りに行く(キャッシュ戦略)
5.ローンのリファイナンスによって歪みを取りに行く(オーバーローンの実現)
といった様々な投資アイディアがあり、タイチ不動産が自ら実践している方法が紹介されました。

大手の不動産仲介会社とは異なり、現地で独立系の会社として自らも投資をしているので、情報の質が異なります。また、転勤や人事異動で担当者が替わるといったこともなく、購入から賃貸管理、売却まで長いお付き合いができるのが強みです。

当日は10万ドル台の物件から、3M以上の高額物件まで紹介されていましたが、共同投資のような日本では紹介されていない方法も問い合わせれば詳しく教えてもらえます。

セミナーに参加された方の中で希望者の方には、タイチ不動産の個別のコンサルティングを無料で行うサービスがありましたが、3割近い参加者が当日申込みをされていました。ニューヨークまで視察に行く前に、東京で情報をさらに収集したいというニーズが強いことを感じました。

昨日開催したセミナーは、今週以降、大阪、福岡、東京(2回目)でも開催予定です(基本的な内容は同じです)。講師は全てのセミナーで池田さんと私がつとめます。
10万ドルからはじめるNY不動産投資セミナー 大阪編(2月19日)
10万ドルからはじめる!NY不動産投資セミナー 福岡編(2月21日)
10万ドルからはじめるNY不動産投資セミナー 東京夜間編(2月25日)

新興国の不動産投資とはアプローチ方法が異なる、先進国不動産投資。ニューヨークの最新情報と10万ドルからの具体的な投資案件にご興味ある方はご参加ください。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年2月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。