健康のために何か良いことやっていますか? --- 内藤 忍

アゴラ

成人病にもならず、年齢の割には比較的健康な方だと思いますが、健康維持のためにそれほど気を使っている訳ではありません。やっていることと言えば、毎朝体重を測って手帳に記録すること。そして、1回40回の腕立て伏せを3セット毎日必ずやること。この2つだけです。


ウエイトコントロールが健康の基本だと思っていますが、最近は食生活も意識的に変えるようにしています。なるべく炭水化物の摂取を抑え、フルーツや野菜、肉、そしてきのこのような食品を多く摂るように心がけているのです。と言っても、夜中にラーメンを食べることもあれば、イタリアンでパスタを食べすぎてしまうこともあります。

先日は、赤坂で薬膳火鍋(写真)を食べました。きのこがこれでもかという位に大量に入っていました。薬草が溶け込んだスープと一緒に食べると、何だか体の中がデトックスされるような気になってきました。しかし、一度食べた位で、効能はあるのでしょうか?

食生活というのは、生活習慣によって作られていると思います。同じパターンの生活を繰り返す訳ですから、毎日の小さなことの積み重ねが将来大きな変化になって現れる可能性があります。

私の場合、生活習慣として問題だと思っているのは、お酒です。ほぼ毎日ワインや日本酒を飲んでいますが、量をコントロールする必要があります。特に、2月に銀座にバーがオープンしてからは、お店に顔を出すことが多くなり、酒量も増えました。

健康法というのは、何が正しいのか良く分からないことがあります。カフェインは体に悪いと言われていたと思えば、コーヒーを飲むとガンになりにくいという説が発表されたり。あるいは、肉を食べると体に良くないというのが、子どもの頃の定説でしたが、今では良質なたんぱく質は寿命を延ばすと言われています。

はっきりしていることは、偏った食事をせず、多くの食材をバランス良く摂取し、食べ過ぎないようにすること。そして、食事だけではなく、精神の安定に努め、睡眠時間を十分に取る。

健康になるには、健康法を気合を入れてやることより、毎日の生活をきちんと整えることの方が圧倒的に大切であると思います。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年3月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。