地球が温暖化している原因は何か

アゴラ編集部

地球の気候には現在かなり激しい変動が起きている、という点で多くの研究者の間でも意見は共通しています。気温や降水量などを含む、すべての要素で変化が観察されていますが、温暖化については様々な考え方があるようです。

また、気候変動の原因についても、氷河期や間氷期といった大きなサイクルという観点がある一方、二酸化炭素排出など人類の活動が主な原因だという意見も強い。ただ、温暖化によって北極圏が温められ、凍土が溶けたり流氷などが激減するなど、地球が温暖化しているのは確かなようです。


果たして人類の活動が地球を温めているのだろうか。


表題の記事では、米国エネルギー省のパシフィック・ノースウェスト国立研究所のレポートを紹介しています。それによれば、地球の気候はこの1000年でかなりのスピードで変動しているらしい。

また、この1000年で平均気温は摂氏0.2度上昇しましたが、この1000年のうち最近40年間では10年に0.4度も上がっています。このままでいくと2040年には北極で1.1度も気温が上がり、世界のほとんどの地域で自然状態の気候変動から大きく逸脱している、と警告しています。

INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
Earth entering period of fastest climate change seen in last 1,000 years


The world added 51,477 megawatts of wind power in 2014, 44% more than previous year!
treehugger
エネルギー源の分散化はリスク管理の点でも有効です。特定のエネルギーに依存し過ぎるのは危険過ぎる。この記事では、世界の風力発電によるエネルギーが2014年に44%も増加した、と書いている。ところで、いわゆる再生可能エネルギーには多種多様なものがありますが、風力発電と太陽光発電は強力なライバル関係にあります。この二つが性能やコスト、効率性などでかなり激しく争っている。太陽電池の生産量は2倍になるごとに生産コストが20%減少する「スワンソンの法則」と同じようなことが風力発電にも起きているらしい。この記事では、各国別の風力発電の設置量や成長率などを紹介していますが、中国とドイツがかなり大きな領域を占めています。

10 choses que vous ignorez sur Barbie
Styles
バービー人形が誕生して56年だそうで、バービー好き女子はいろいろざわめいているようです。バービーは1959年3月9日に米国カリフォルニア州で産まれたらしい。この記事では彼女の10のトリビアを紹介しています。誕生後12年の間、バービーは笑わなかったとか、彼女のライバルはディズニーのキャラだとか、オードリー・ヘップバーンなどのハリウッド女優バージョンがあるとか。なかなか楽しいです。

BarbieジャパンのHPより。

Electron spins controlled using sound waves
PHYS.ORG
電流は電子の流れですが、その中に「スピン流(Spin current)」という上下方向の流れがあります。この電子のスピンの流れを情報処理などに利用しようという量子制御の研究開発分野があり、スピンのベクトルや軌道などを量子ビットと考えるなどしているようです。表題の記事では、スピンを音波で制御する可能性について紹介している。電子スピンの方向を自在に変えることがでkりえば、量子コンピュータなども実現できる。この世界の競合もなかなか激しいようです。

Soon You’ll Be Able To Buy A Tiltrotor Aircraft
POPULAR SCIENCE
ティルトローター(Tiltrotor)というのは、垂直離着陸する航空機の飛翔方法の一種で、ヘリコプターやレシプロのプロペラの向きをティルト(傾け)するタイプです。有名なものは米軍のオスプレイ。狭い場所での離着陸が可能でヘリコプターより高速が出せる。この記事ではAW609のような民間機でティルトローターが採用されつつある、と書いています。

AW609を開発しているAgustaWestland社のHPより。


アゴラ編集部:石田 雅彦