本の制作は「ラストワンマイル」がとても重要 --- 内藤 忍

アゴラ

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「内藤忍の資産設計塾」の第4版の制作が佳境を迎えています。昨日の夜に送られてきたゲラをすべてプリントアウト(写真)。制限時間24時間で、最後のチェックをしていきます。


書籍というのは、手をかければかけただけ、良くなっていくと思います。材木にかんなをかけるように、表現や内容を修正していく地味な作業ですが、細かい修正の積み重ねがクオリティの一段の向上につながるのです。

何度か修正した後の最終段階の修正になると、細かい内容よりも、全体の流れが重要になります。読者がスムースに読み進められるような、一貫した文章内容が大切です。

今回は、特別にお願いして、書籍の内容がすべて完成してから、全体を通しでチェックして修正する時間を、編集者からもらいました。

書籍を作るのは編集者と著者の共同作業です。良いものを作ろうという気持ちは同じだと思いますが、編集者には納期というプレッシャーがあります。著者は飽くまで良いものを作りたいと思っていますが、編集者は校了日を決めて、書店に納品しなければなりません。

納品ギリギリになると、普段同じ方向で仕事をしていた編集者が豹変することがあります。良いものを作ることよりも、納期を間に合わせることが優先するようになるからです。

私のような著者は、もちろん「クオリティ>納期」ですから、そこにコンフリクトが発生するのです。

今回は、24時間という限定ではありますが、編集者と同じ方向を向いて仕事ができるのは、ありがたいことです。

これからミーティングやセミナーの合間をぬって、最終チェックを進めていきます。

新しい「内藤忍の資産設計塾」は5月末に店頭に並ぶ予定です。アマゾンでは既に予約開始していますので、是非お読みください。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年4月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。