米国「ネット才女」の自叙伝に注目

米国の女優、フェリシア・デイ(Felicia Day、36歳)が、自叙伝を書いた。と言っても知らない人も多いかもしれない。ハリウッド映画出演もあるが主にテレビのドラマシリーズやウェブドラマ『THE GUILD』で、米国には根強いファンがいる女優だ。この『THE GUILD』はオンラインゲーマーが主人公のコメディ。フェリシア自身も出演しているが、プロデュースと脚本を手がけた。また「Geek & Sundry」というYouTubeのマルチメディア制作会社を起業し、その後、売却している。


Felicia DayのHPより。
すでにゲーム業界は欧米やアジアを含む世界的な市場になっているが、昨年秋にはいわゆる「ゲーマーゲート」と呼ばれる騒動がネット上で取りざたされた。ウォーターゲート事件をもじったネーミングのようだが、ようするに特に米国におけるゲーム業界内の極端なフェミニズムとそれへのアンチ、ゲームメディアと業界の癒着によるステマっぽい記事の氾濫などなどに対するオタクで野次馬な人たちが巻き起こした騒動だ。

実際、ゲーム業界のジェンダー主義や性差別、そして「腐敗」に関係した人々には脅迫が行われ、深刻な問題になっていった。銃社会の米国なので笑い話ではすまない、というわけだ。そんなゲーマーゲート騒動について、フェリシアがTumblrのブログで危機感をあらわにした。こんな物騒な状態だとゲームにユーザーが嫌気を感じてしまうのでは、というわけだ。幸いこの手の騒動、表面上は鎮静化している。

ネットメディアの女王、フェリシア・デイが教えるセルフブランディングの4つの方法と題された表題記事は、フェリシアの自叙伝を紹介しているが、そのタイトルは『YOU’RE NEVER WEIRD ON THE INTERNET』だ。いわく「インターネット上に(まあほとんど)変人はいない」。インターネットを利用し、自身のブランドを確立し、ネットビジネスでも活躍している女優が、いかにハリウッドで生き抜き、インターネットを活用したのか、というノウハウが詰まっているらしい。米国の「ネット才女」の自叙伝、なかなか興味深い内容なのではないか、と言える。

Inc.
4 Branding Lessons From Media Superpower Felicia Day


Science says parents of successful kids have these 9 things in common
BUSINESS INSIDER
成功した子育て9つの秘訣、というような記事だが、これらの条件の半分を満たすためには貧困層では難しい。たとえば、ストレスにさらさず高等教育を受けさせ、経済的に豊かで就学前の早期から教育を受けさせる、といったことだ。だが、これら残りの半分の条件、たとえば小さい頃から社会で生きていくスキルを教えたり、期待したり、母親が仕事をしたり、といったことは貧しくても可能かもしれない。親が子供と向き合う時間の多寡が、その子の将来を決めることが多いとすれば、やはり経済的な格差があるのだろう。

Apple Pay は スランプなのか? リテール連合の反撃により、シェアを減らしている?
Agile Cat ─ in the cloud
デビットカードを持っている当方だが、ほとんどというか全く使ったことがない。携帯電話はiPhoneなのでオサイフケータイも使えず、ICカードスリットのあるケースにSuicaを入れている。ガラケーを併用していた時代はそれなりに便利だったが、iPhoneとケースのSuicaで事足りる。この記事ではApple Payについて書いているが、米国のデビットカードを入れていれば日本国内でも使えるらしい。そんなApple Payが米国で伸び悩んでいるそうだ。

醤油にもコーヒーにも致死量がある事を深掘りしてみた
More Access! More Fun!
なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとし。日頃、身体へ入れている物質も量によってはかなり影響が深刻になる、という話だ。このブログ、最後のほうは放射線について書いているが、当然、これもまた量と被爆時間によって影響は変わってくる。CTスキャンはなるべくやらないほうが良さそうだが、CTでなければわからない疾患もあるしCT以外での検査は保険適用されず高額な費用になってしまう場合もある。違うのは、醤油やコーヒーは致死量まで摂取する前に身体が受け付けなくなって防御されるが、放射線はそうではない、ということだろう。

有名企業・ブランドのロゴで採用されているフォント15選
ferret
東京五輪2020のエンブレムデザインが消火しきれないまま迷走状態だ。五輪パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は火消しに躍起。だが、ベルギーの劇場から著作権の侵害で訴えられる可能性もある。デザイナーは盗用については事実無根と言い張っているらしいが「前科」疑惑もあり、、苦しい言い訳としか聞こえない。いわゆるSTAP細胞騒動前もゴーストライターに作曲をさせていた盲目作曲家騒動などがあった。日本のプロダクティビティの「劣化」が著しい。コピー大国、中国を笑えない状態になっているのは確かだ。五輪エンブレムについては、デザインから下のロゴタイプまで盗用疑惑が噴出している。こうしたロゴタイプの場合、オリジナルを作るのが普通。既存のフォントを使ったり既存のフォントを加工したりすることもあるが、企業ロゴを紹介している表題の記事では既存フォントをアレンジしたものが多いようだ。


アゴラ編集部:石田 雅彦