パリに行くならお盆が良い3つの理由 --- 内藤 忍

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パリに来ています。親切なフランス人がたくさんいて、何だかホッとしました。お盆にパリに来たのは初めてですが、この時期に行くのは3つの理由でおススメです。

まず、何と言っても気候です。7月のパリはかなり暑かったと聞いていますが、8月のこの時期の最高気温は20度前後。夕方になると肌寒いくらいの気候です。過去の平均データで見ても、東京に比べればはるかに過ごしやすい気候であることは確かです。また、暑い日であっても湿度が低いので日陰に入れば涼しく感じます。夏バテとは無縁の世界です。

また、ホテルが安いのもメリットです。フランス人がバカンスに出かけてしまうせいなのか、オフシーズンの8月はホテルの価格がかなりリーズナブルです。ピーク時の半分程度で泊まることができました。部屋も空いているところが多いので、ギリギリになって予約しても比較的簡単に好きな宿が取れます(ガーデンビューのような特別な部屋は別)。

そして3つ目のメリットは、レストランの予約もしやすいことです。8月はお休みという有名店もありますが、オープンしているお店なら比較的簡単に予約を取ることができます。到着した日に、ホテルのコンシェルジュに相談したところ、2つ星のジョエル・ロブション(サンジェルマン店)が予約できると言われ、早速行ってきました。恐らく最後の席だったと思いますが、ビジュアルも味も最高レベルのフレンチディナーを楽しむことができました(写真)。デギュスタシオンスタイルの安定したレストランは外国人が多く、日本人客も結構見かけました。

パリは春と秋になると観光客が増えて、ホテルの価格もアップします。また、クリスマスシーズンも人気だと思います。夏のど真ん中に軽井沢のような快適な気候で、やや閑散とした街をのんびり歩くことができる。オンシーズンとは違ったパリの楽しみ方ができるのが、この時期に行くメリットだと思いました。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年8月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。