ベトナムは、4か月前より既に成長していた --- 内藤 忍

ベトナムのホーチミンにスタディツアーで来ています。金曜夜出発で日曜日夜現地から帰国(到着は月曜日の早朝に羽田)という弾丸ツアーですが、現地で丸2日をフルに使って、10か所を回り、投資の可能性を徹底的にチェックしています。

ベトナムの経済成長は、予想が上方修正されるくらい好調です。4か月前に来たばかりの街ですが、わずか数か月でも変化を感じてしまうのが、成長している新興国に共通することです。2年前に行ったカンボジアを思い出しました。

ベトナムの1人あたりGDPは2200ドル。タイが5000ドル、フィリピンが3000ドル、カンボジアが1000ドルですから、フィリピンの次を追いかけているイメージです。日本人の駐在員もどんどん増えており、TPPと規制緩和によって外資系企業がこれから大挙して押し寄せる可能性があります。例えば、セブンイレブンは現状ベトナムには1店舗もありませんが、2017年に1号店が予定され、10年で1000店舗まで拡大する計画になっています。

そんな良好な経済ファンダメンタルズの中、投資対象として考えられるコンドミニアムは、都心に近い1区、2区、ビンタイン区の単身者向け物件と、日本人学校やインターナショナルスクールがある7区のファミリー向け物件の2つに分かれます。

前者は、地下鉄建設が予定されている線路沿いに大規模開発が進んでおり、数千戸単位のプロジェクトの中から投資物件を選択することになります。価格は、50平米で1200万円~1500万円程度。想定の利回りは10%程度とされていますが、完成してテナント付けしてみないとわかりません。後者は、単価はもう少し下がりますが、ファミリー向けの広い物件を購入した方が良いと思われますから、投資金額も利回りもそれほど変わらないと思われます。

既に前回訪問した時よりも物件価格が値上がりしているプロジェクトもあって、不動産投資はやはりタイミングが大切だと痛感します。人気の物件は良い方角の高層階から成約してしまっており、スピード感が違います。

2日目は郊外の物件を中心に視察します。また、現地の管理会社も訪問して、マーケット環境と管理の状況について話を聞く予定です。

今回もユニークで楽しいメンバーに恵まれ、楽しく有意義なツアーに出来そうです。

来月にはスリランカへ行くスタディツアーを開催いたします。浦田健さんと私のダブルキャストでお送りする、不動産物件を徹底視察する希少性の高い企画です。

ホーチミンでは名物の豚の丸焼き(写真下)も食べました。カリッとした皮が、北京ダックのような香ばしさの一品。これを含めて、トータルの会計は1人3000円以下。日本円は下がったとは言え、まだ強い通貨のお蔭ですが、果たしていつまで続くのでしょうか。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年10月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。