政界に蔓延るヤラセの「偽タウンミーティング」

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
昨日は私の所属政党「日本を元気にする会」のタウンミーティングが行われ、


詳細はこちらから→
第1回元気会タウンミーティングを開催しました | 日本を元気にする会
https://nippongenkikai.jp/curation/3773/

会場ではコミュニケーション支援アプリ「UDトーク」で
字幕を壁に大きく映し出して情報保障。

そして本日AMは、私個人のタウンミーティング&海外視察報告会を開催しました。
貴重な休日にたくさんの方々に足を運んでいただき、満員御礼!

(手話通訳者の方の顔に、モザイク代わりにハンドマーク…)

手話通訳者も入れて、情報保障もばっちりです^^
多様性を大事にする政治家として、ユニバーサルデザインなイベント運営を心掛けています。

社会的養護(児童養護)・安楽死・LGBT政策についてご報告したのですが、それぞれ当事者・関係者が集まり非常に関心が高く、質疑応答の時間も活発で、非常に濃密な時間になったのではないでしょうか。

海外視察の過去記事はコチラから↓
http://otokitashun.com/tag/2015%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%A6%96%E5%AF%9F%E3%83%BB%E7%A7%8B/

さて、そもそも「タウンミーティング」とは一体なんでしょうか?
これは17世紀のアメリカ合衆国の一部地域で始まった、住民たちが一同に介して街の予算や政策を決定する会議体に起源をもちます。

現代の政治家が行うタウンミーティングは、政策意思決定の場ではありませんが、地域住民・有権者たちが自らの代表者である政治家に対して、自分たちの意思表明をし、意見交換を行う場であると言えます。

私はこうした会合では自分からのプレゼンテーションは半分程度に留め、質疑応答の時間を長く取ります。報告会ではなく、「タウンミーティング」だからです。
思わぬ質問が出てくることもありますし、そうしたアドリブの場で政治家の真の力が試されます

「こういうタウンミーティングって、ほかの政治家もやるんですか?」

と聞かれましたが、あまり多くないんじゃないかと思います。
やる方は毎月のようにやりますが、やらない政治家は全然やりません。

やったとしても「○○(都政とか国政)報告会」と題して支援者を集めて、国会議員や政党幹部を呼んでスピーチをもらい、質疑応答の時間などは設けずにシャンシャン会合にしているという方が多いのではないでしょうか。

さらにひどいのは、質疑応答がヤラセになっているケース
私も多くの政治家のイベントのお手伝いをしてきましたが、

「質問するのは、あそこに座っているAさんとBさんとCさん」
「質問内容は○○と××と△△になっています」
「それ以外の方は指名しないように」

こんな風に筋書きが決まっていて、自分に不都合な質問がでないようにシャットダウンしている場合があります。
入場無料のイベントは、いろいろな方が参加しますからね。

イメージ戦略のためとはいえ、とてもではないですがこれでは政治家のあるべき姿とは言えないと思います。
残念ながら、大物と言われる政治家でもこんなことをしていたりするのですが…

その点、元気会や私のイベントは一切の仕込み・ヤラセなしです。
時には厳しく鋭い質問も飛び交います。だからこそ緊張感や、そこから新たな政策提言が生まれるのです。

本日の私の会合には元児童養護施設職員、現在は自ら里親を務めている児童養護分野のプロフェッショナルな方もお見えになっていて、

「私が教えてやろう、不勉強なら突っ込んでやろうという気持ちできたが、非常に細かいところまで勉強されていて感心した。これからも頑張ってほしい」

という激励のコメントをいただくこともできました。
このような評価をもらえるのは、本当にうれしいことです。

これからも皆様のご指導の元、政策通の政治家と呼ばれるようにしっかりと努力を重ねていきたいと思います。

今回これなかった方も、またぜひ次回のイベントにお越しくださいね!
それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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