こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
一昨日の東大に引き続き、本日は東洋大学の山田肇教授のゼミにお声がけいただき、「18歳選挙権と若者の政治意識の高揚」というテーマで、1コマ講演を持たせていただきました。
公式HPにもサマリーが掲載:
ゼミ生と都議会議員が討論(総合政策:山田ゼミナール)
http://www.toyo.ac.jp/site/eco/85248.html
私からは、18歳選挙権の導入「だけ」では政治意識は変わらないこと、国民投票・直接民主制やインターネット活用などの海外先進事例の紹介、教育改革と政治家自身の意識転換の必要性などをお話しました。
やっぱりこういう時に盛り上がるのは質疑応答パートなのですが、その中から面白かったやり取りを2つご紹介。
まずは
「政治の情報が私たちには伝わってこない。情報発信不足ではないか?」
という指摘がありました。
これは半分は政治家サイドの問題で、ネット活用も含めた若者向けの情報発信を増やしていかなければいけないことは事実です。
しかしながら一方で、「情報」それ自体はかなりの量が世の中には流通しています。
選挙前のマニフェストや、個別に政治家がつくっている機関紙などを集めれば、投票先を決めるくらいには充分な判断材料が集まるでしょう。
現実に足りていないのは、そうした情報に「アクセスするルート」や、「情報を手に入れるためのノウハウ」を教えることのような気がします。
実際、
「選挙公報って、どうやって手に入れるか知ってる??」
と聞いたところ、ほとんどの学生さんが知りませんでした。
いまは選挙管理委員会のサイトから、ネットでも閲覧することができますね。
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そして上記のやり取りに関連して、
「では政治の情報を恒常的に手に入れる、政治を身近に感じるにはどうしたら良いのですか?」
という質問が出ました。
これについては、最近オススメしている方法があります。
下記の記事の中でも少しだけ触れているのですが、
【ギャル男でも分かる政治の話 後編】おときた議員に安保法案のキホンを分かりやすく教えてもらった!
http://mtrl.tokyo/column/13377
おときた:現状では、有権者が自分から情報を取りに行かないと、手に入らない現状があるよね。これは政治の問題でもある。
レン:安保法案ひとつとっても賛成や反対がある中で、どうすれば自分なりに意見を持てるようになるんでしょうか。おときた:まず、信頼できる人を見つける。その人の意見を軸に、反対の意見を探して、自分なりに全体像を掴んでいってほしいです。
トシキ:俺、まずおときた議員を軸にします!
具体的には、自分の好きなオピニオンリーダーを一人選んで、その人の情報発信を追いかける・フォローする。これだけです。
簡単でしょう?
どういうことかというと、堀江貴文さんや乙武洋匡さんがわかりやすいのですが、彼らはTwitterなどで政治経済や社会情勢のニュースを取り上げて、自分自身の意見を付帯して情報発信しています。
情報感度が高い人達なので、最低限抑えるべき政治的話題はほとんど網羅されていると言っても良いでしょう(安保法案や、TPPなど)。
「認知件数」をゼロにしようと思うから、隠蔽体質につながっていく。むしろ、いかに多くを認知し、そして解決していくか。あくまで「いじめは起こる」という前提に立った対策を。 / 小学校いじめ最多12万件=再…
https://t.co/xFCqbmExl2 #NewsPicks
堀江貴文(Takafumi Horie)@takapon_jp ほんとやめてほしい
軽減税率対象で綱引き 「幅広く」「限定」で自公協議 – https://t.co/YFshoFMA3C
で、彼らの意見を読んでいれば、自ずと色々なことが見えてくる。
反対意見に興味が出てくれば、ニュースのリンク先にある関連記事を読めば良い。
「なるほど、堀江さんはSEALDsに批判的なんだ。どうしてだろう?」
「逆に行った立場の人の意見を読むと、別の見方あるらしいぞ」
…とまあこんな具合に。
誰か一人の「軸」をつくることで、政治や社会へのアンテナが簡単にできるのです。
今の時代ならではともいえますが、これはかなり有効なやり方ではないでしょうか。
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ちょうど授業が始まる前の時間に駅から大学に向かったのですが、通学路で一列に並んでいると青春っぽくてキュンキュンしますね!
もちろん「軸」として私を選んでもらえればこれほど嬉しいことはありませんので、引き続き私なりの立場から情報発信を心がけていきたいと思います。
それでは、また明日。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。
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