【大阪ダブル選】告示日のネット選挙分析(上) --- 選挙ドットコム

大阪府知事選挙が昨日(11/5)告示されたのを皮切りに、大阪ダブル選挙の激しいバトルが始まりました。維新VS自民(とはいえ、民主党や共産党も加わった反維新連合)の構図といわれていますが、言いかえれば「橋下」VS「反橋下」であり、橋下氏といえば、いわずとしれた日本一のTwitter発信力を持つ政治家であり、その応援によるネット選挙にも注目が集まっています。

告示日(11/5)のネット選挙動向をウォッチしましたので、各陣営の数値比較を参考にしつつレポートしてみたいと思います。

ケタが2つも違う!圧倒的な橋下さんのTwitter発信力!




上記の表にピックアップしたのは、府知事選を戦う候補者と11/8から始まる市長選の候補予定者。それに有力な応援者・団体を加えて数値を比較。一目瞭然ですが、橋下氏の1,400,004フォロワー(11/5時点)という圧倒的なパワーに、周りの数字が小さく感じます。
次いで、大阪維新の会「75,478フォロワー」松井一郎候補者「50,575フォロワー」と維新側の高いTwitter発信力が目立ちます。

自民(反維新連合)は、府知事選出馬を断念し応援に回る元大阪市長の平松邦夫氏「44,480フォロワー」が一人気を吐いており、候補者である、くりはら貴子氏「1,861フォロワー」や市長候補予定者の柳本あきら氏「7,163フォロワー」は、この期間でフォロワーが劇的に増えることは見込みづらく、RTなどの拡散力で頑張りたいところです。

そんな巨大な橋下Twitterを囲む面々は、スタートとなる重要な告示日にどんなネット選挙を展開したのでしょうか?

人生2度目のプロポーズ!?奇襲攻撃に出た、くりはら貴子候補と
柳本あきら候補予定者のカップル


Twitterを主戦場とする松井&橋下に対して、くりはら貴子候補はFacebook(フォロワーは1,993と自身のTwitterよりも多い)も使う二刀流スタイル。

運営はスタッフが行っているようで、どこで演説をするとか、誰が応援に入ったとか、オーソドックスな使い方が中心。

たまに和やかな食事の様子などを織り交ぜる変化球も。 くりはら貴子候補の応援団は、あの手この手で盛り上げを図るべく街頭演説の動画に”柳本あきら人生2度目のプロポーズ!?”と釣りタイトルを付けるなどの工夫を展開。

パートナーの柳本あきら市長候補予定者と松井一郎府知事候補のTwitterバトルは後述するが、くりはら陣営はスタッフなどのチームワークが鍵を握りそうです。 そのチームワークに、遠巻きながら加わるのは、日本共産党大阪府委員会と所属議員の方々。 平松氏は積極的にRTしたり、はじめて動画をアップしたりとバックアップ。共産党山下芳生議員は1ツイートながら、100RT(11/6現在)をたたき出すビックリポンで後方支援に周っている様子。 反維新の面々もそれぞれに努力をしているというのが見えました。

(一方の維新陣営は…下に続く



編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2015年11月6日の記事『大阪ダブル選告示日のネット選挙状況は?圧倒的な橋下徹のTwitter発信力とその周辺で頑張る人々』を転載させていただきました(見出しはアゴラ編集部で改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。