政治家の育児休暇に関する反響 --- 水野 友貴

皆様、メリークリスマス(イブ)クリスマスツリー

いかがお過ごしでしょうか?

大切な人と過ごす方も多いでしょうね。

私?
私は仕事してます(笑)。
現にブログを書いている悲しさ(笑)。

普通に朝から県議の先輩と話して、都議の先輩と意見交換させていただいて、溜まった事務作業をしている状態です。

さて!昨日、私が書いた「男性議員の育児休暇取得」に関するブログですが、かなりの反響があり、
賛否両論、Facebookのみならず、あらゆるところから皆さんのご意見が届いておりまして、丁寧に拝見し、私の主張含め政治家の仕事内容や議会日程を皆さんにお知らせし、その上で皆さんに再度ご意見をうかがっているところです。

まずは、ネットメディアでは「アゴラ」にて私のブログが掲載されました。

https://agora-web.jp/archives/1664720.html

今後もアゴラメンバーとして書いていくことになります。

執筆しているメディアがかなりあるのですが、様々な議論をしていくプラットフォームを確立し、
ご意見や情報を集約して政治に反映させていきたいと思います。

その「男性議員の育児休暇」ですが、まずは前提として女性議員の産休・育休は「当たり前」です。

例えば、私が将来結婚し、出産するとなった際、

「う・・産まれる!!!」って時に

さすがに採決する議場にいることはできません。

今回は男性議員と女性議員、さらにはお二人とも衆議院議員という同じ立場ということからも
少し特殊な例ではありますが、以下のようなご意見が多かったです。

●男性の育児休暇は制度化すべき
●男性の育児参画に良い機会
●議員立法で作るべき
●報酬は税金なのに男性まで休暇を取る必要性はない
●採決だけでも出る方法を考案すべき
●制度で解決する問題ではない(要は空気のようなもの)
●では介護はどうなるのか  等々

そもそも、こういったことが議員の中で議論になることがほとんどありませんでした。

公職である同じ衆議院というステージでの政治家同士の結婚・出産というのは
民間とは少し差異があるように思います。
なんとか採決や予算など重要議案の審査は出席するような工夫をケースバイケースにできるような融通のきく、柔軟な考え方が求められると思います。

私が所属する千葉県議会を見てみると95名の中で女性は9名です。

単独過半数を占める自民党には女性がいない(ずっと)。

そして、千葉県議会の女性議員9名の内訳は

・民主党3名
・共産党2名
・社民党1名
・市民ネット2名
・水野ゆうき(無所属)

という具合でして、私以外はお子さんも大きくなっていらっしゃる女性県議が多いんですよね。
育児の経験者である女性議員の経験談なども活かして、更に声をあげていき、議論を巻き起こすことで変わると思います。

今回に関しては与党の衆議院議員であるご夫婦だからこそクローズアップされているように思えます。

千葉県議会でも単独過半数を占める自民党の中でこういった議論が出てくると世間一般的に言われている「千葉県議会は男女共同参画が遅れている」という認識を変えることができるような気がします。
(※実際そう感じたことはありませんが、条例がなかったり女性議員の少なさからそう言われます。)

一般的に自民党はこの分野に関して保守的であるようなイメージですが、自民党の皆さんと意見・情報交換したり、先輩方にご相談することもある中で丁寧に私の話や主張を聞いてくれますし、女性目線の政治の質問をするとうなずいてくれる議員も多々います。

やはり一方で、自民党の中でもこの議論が遅れている部分もあるので、結構しつこく個別に熱弁しています(笑)。

私だからこそ提起できる問題をしっかりと千葉県議会でもしていくことによって時代に沿った形で、そして何を優先するか、という議論を踏まえて、議員としての義務を果たしつつ父親として育児に参画する手法を私たち自身がしっかりと考えていかなくてはなりません。

その中で、皆さんのご意見というのは大変参考になりますし、非常に重要な情報です。

まずは少子化の課題に取り組むために、2人目、3人目をあきらめるという環境ではなく、
病児・病後児保育の充実から更には本当の意味でのワークライフバランスを今回の件を皮切りに真剣に皆で考えていくことが大切なのではないでしょうか。


水野 友貴  千葉県議会議員(無所属、我孫子市選出)
http://mizunoyuuki.com/


編集部より:このブログは「水野ゆうきオフィシャルブログ」2015年12月24日の記事を転載しました(一部改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、水野氏のブログをご覧ください。