学歴カッター?!国会議員・歴代首相の出身大学 --- 選挙ドットコム

【初めての私立大学ができた日】

2月5日は皆さんご存知、早稲田大学、慶應義塾大学が初めての私立大学として認可がおりた日なのはご存知ですか?

明治維新後、幾つかの私学(大学としては不認可)ができましたが、政府は大学として認めず、それまで大学といえば帝国大学のみでした。1918年の大学令公布により、初めて私立大学が認められたのです。

【政治家の出身大学】

日夜国を動かし、重要な決定を行っている政治家はどのような大学を卒業しているのでしょうか。

以下が2014年の47回衆議院議員総選挙後の各大学の出身者別人数です。

政治家の出身大学

1位 東京大学    136人(衆97人、参39人)

2位 慶應義塾大学  83人 (衆56人、参27人)

3位 早稲田大学   77人(衆50人、参27人)

4位 日本大学    30人(衆23人、参7人)

5位 中央大学    29人(衆18人、参7人)

6位 京都大学    28人(衆19人、参9人)

以下、創価大学、明治大学、上智大学、法政大学、青山学院大学、東北大学、神戸大学、学習院大学、一橋大学、立教大学が続きます。

東京大学出身の政治家

やはりダントツの1位は東京大学!現職の議員では、民主党代表の岡田克也衆議院議員や自民党の片山さつき衆議院議員などがいます。

慶應義塾大学出身の政治家

東京大学に追随する大学は本日の主役、私立の慶応義塾大学!

慶應義塾大学は25年前から、3倍近く国会議員を増やしています。慶應義塾大学出身の政治家としては、小沢一郎衆議院議員、民主党の長妻昭衆議院議員、先日話題に上った自民党の甘利明衆議院議員などがいます。

小選挙区制が取り入れられてから、慶應義塾大学出身の非世襲議員がずっと増え続けています。これは景気が悪くなる中でも同窓生のつながりから支援を受けやすいことが背景にあると考えられます。(政治家になりたい人は慶應に行くといいかも?!)

早稲田大学出身

47回衆議院議員総選挙以前は東京大学に次ぐ第2位の出身者を誇っていたこちらも本日の主役早稲田大学です!自民党の小渕優子衆議院議員、民主党の安住淳衆議院議員などがいます。早稲田大学が3位に落ちた理由は、2009年に渡辺善美前衆議院議員や、坂口直人前衆議院議員などが落選したことが理由にあります。

【歴代の首相の学歴】

出身校ランキングと首相の大学一覧

第1位 東京大学(15名)

第2位 早稲田大学(7名)

第3位 京都大学(2名)

第3位 慶應義塾大学(2名)

第3位 明治大学(2名)

第6位 成蹊大学・上智大学・成城大学・明治学院大学・学習院大学・一橋大学・東京工業大学・東京海洋大学(各1名)

首相の出身大学
歴代の首相

平成の首相

吉田茂 東京帝国大学法科大学政治科卒業

片山哲 東大法卒 弁護士

鳩山一郎 東大法卒

石橋湛山 早大文卒

岸信介 東大法卒 商工官僚

池田勇人 京大法卒 大蔵官僚

佐藤榮作 東大法卒 運輸官僚

田中角榮 中央工学校卒 会社社長(+一級建築士)

三木武夫 明大法卒

福田赳夫 東大法卒 大蔵官僚

大平正芳 東京商大卒 大蔵官僚

鈴木善幸 農林省水産講習所(現東京海洋大学)卒 漁協役員

中曾根康弘 東大法卒 内務官僚

竹下登 早大商卒 島根県議(+雄弁会、早大高等学院出身)

宇野宗佑 神戸商大中退 滋賀県議

海部俊樹 早大法卒 議員秘書

宮澤喜一 東大法卒 大蔵官僚

細川護熙 上智大法卒 熊本県知事

羽田孜 成城大経卒 会社員(+成城学園高等学校)

村山富市 明大政経卒 大分県議

橋本龍太郎 慶大法卒 会社員

小渕恵三 早大院修 会社役員

森喜朗 早大商卒 新聞記者(+雄弁会)

小泉純一郎 慶大経卒 議員秘書

安倍晋三 成蹊大法卒 会社員(+成蹊学園(小学校・中学校・高等学校))

福田康夫 早大卒

麻生太郎 学習院大卒

鳩山由起夫 東京大卒

菅直人 東京工業大卒

野田佳彦 早大卒

安倍晋三 成蹊大学卒

これによってわかるのは、東大出身者が一番多いのですが、宮澤喜一首相以降、東京大学出身の首相は鳩山元首相以外いないという事です。それ以降は私大出身者が多く、その中でも早稲田大学や慶應義塾大学が多い傾向にあり、特に早稲田大学出身者が4人と勢力拡大!?をしています。

首相が長期政権かするかどうかは学歴が比例するという説もありますが実際はそうでもないかもしれません。

【成蹊大学出身の安倍首相のゆくえ】

安倍首相の政権はここ数年にない長期的な政権になっています。今年は衆参のダブル選挙が控えているとも言われています。

今後の安倍政権はこれどこまで長期化するのでしょうか。小泉元首相依頼の長期政権となっている今、今後の政治家の学歴事情はどのように変化していくのでしょうか。

選挙ドットコム編集部


編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2016年2月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。