最近の若い人はあんまりやらないのでしょうかね、麻雀。かく言う僕も27歳なので若者に分類されるでしょうが、僕は麻雀大好きです。天才的なゲームバランス、頭脳と運、そしてヒリヒリするような感覚。いいですね!今日はそんな、僕が愛してやまない「麻雀」から、政治を見てみましょう。
麻雀×政治家の金字塔「ムダヅモ無き改革」
小泉純一郎氏の「聖域なき構造改革」をもじった麻雀漫画、「ムダヅモ無き改革」。なんと作中には政治家たちが本名で登場しています。
▲ムダヅモ無き改革(著:大和田 秀樹)より
「国の重要政策を麻雀の勝敗で決める」という有り得ない設定で、実在する政治家たちが死闘を繰り広げます。パロディ要素の強いギャグ漫画ですので、政治に詳しくない方も、麻雀に詳しくない方も楽しめる1冊です。さらには、なんと、最終巻には麻生太郎氏本人が「全政治家が読むべきマンガだ!」と推薦コメントまで寄せています。
「七索」は国会議事堂。独自の「永田町ルール」
麻雀にはローカル・ルールと呼ばれる独自のルールが多数存在しますが、もちろん、政治界隈にも独自のルールがあります。それが、通称「永田町ルール」。「永田町ルール」では、独自のドラが存在します。
それが七索。
出典:麻雀豆腐編集部
この形、何かに似てませんか?そうです!これ、国会議事堂なんです!
出典:いらすとや
ということで、「永田町ルール」では、七索はドラになります。さらには、ゲーム開始時に振るサイコロの目で、追加でドラが決まります。
サイコロの目が
◯2~9のときはその数の数牌
◯10のときは三元牌
◯11のときは1の数牌
◯12のときは風牌がすべてドラ!
となります。通常の麻雀ではドラは4枚ですが、「永田町ルール」では最大32枚。
麻雀の牌は全部で136枚ですから、約4枚に1枚がドラです。なんというインフレ!断么九(タンヤオ)だけで、夢の数え役満ができてしまいます。
楽しい麻雀はコミュニケーション手段
永田町ルールは、接待のために作られたルールだと言われています。簡単に楽しく上がれるため、初心者でも、圧倒的に勝つことができます。こんな簡単なルールだとかえってゲーム性が下がって楽しくない気もしますが・・・笑
今では麻雀をする人も減ってしまいましたが、一昔前までは「接待と言えば麻雀」という時代もあったそうです。麻雀は4人で1つのテーブルを囲み、会話を楽しみながら進めていくゲームですので、ゆっくり会話しながら仲良くなるのにはうってつけかもしれませんね。
もちろん、お金を賭けるのは違法ですので、法律を守り明るく麻雀を楽しみましょう!
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1988年長野市出身。早稲田大学卒業後、ITベンチャーでの勤務を経て、現在、東工大大学院修士課程。研究テーマは「ネットと政治」。ネット選挙解禁を目指す活動「One Voice Campaign」をはじめとし、様々な啓蒙活動を展開。2014年マニフェスト大賞受賞。
Twitter:mojamoja_megane
WEBサイト:http://taberuseiji.com/
編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2016年2月25日の記事を転載させていただきました(タイトル改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は選挙ドットコムをご覧ください。