G1サミットに参加させて頂きました。グロービスの堀義人さんによって立ち上げられた日本版ダボスとも言えるこの会議は今年で8回目を迎えます。
私は「被選挙権の引き下げと、ネット投票の実現に向けて」をテーマに、平将明さん、細野豪志さん、佐藤大吾さん(モデレーター)と共に議論をさせて頂きました。
昨年の公職選挙法改正により選挙権年齢は 70 年で初めて大きく見直され、18歳以上となりました。政治の意志を誰かに託す「投票」という形で示せるのであれば、自らが「立候補」することで、政治の思いを実現することも認められるべきではないかと思います。よって、私は18歳まで被選挙権を引き下げるべきだと考えています。入口を広げ、選択肢を多様化し、あとは有権者に委ねるのが開かれた政治です。
思えば、私が2010年に立候補し、「おかしい」と感じた公職選挙法や国民投票法は少しずつ改善することが出来てきています。選挙期間中のインターネットの解禁も、国民投票法の3つの宿題から繋がってきている今回の被選挙権も、全ては民主主義を次のレベルへ進める為のものです。皆さんご存知のように、更にその先の「ネット投票」や「直接民主型政治」も積極的にチャレンジさせて頂いています。
今回の「被選挙権の引き下げ」はG1カレッジという25歳以下の日本・世界を良くしたいと高い志を持った学生・社会人など若者が集う会合から盛り上がりを見せており、これは大変嬉しくもあり、誉むべきことだと思います。このようなイニシアティブを我々国会議員が実現させることが、若者の政治への関心や参加を促すためにとても重要なのです。
今回の参加者は皆さん前向きですので、是非インターネット選挙解禁の時のように、超党派で協力し合いながら実現していきたいと思います。
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年3月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。
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