新教育長、空白の一日について

この4月から「新」教育長が誕生する自治体も多いと思います。

あえて「新」としたのは、単純な交代による新任ではなく、教育制度改革による、これまでの制度とちがった、新しい制度での教育長という意味です。


– 首長が任命権限拡大…新教育長 : 読売新聞
 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/special/CO015552/20150508-OYT8T50101.html

この制度は、昨2015年4月にはじまったのですが、経過措置として、既存の教育長が教育委員としての任期(4年)を満了するまでは、旧体制のままでよく、豊橋市でもこの3月末での(旧)教育長の退任に伴い、新教育長が誕生することになりました。

この新しい制度での教育長は、議会の同意案件であるため、豊橋市議会でも最終日であった3月29日に議案が来ました。



うん??

あれ?3月30日?31日でなく??

この夜、市長部長らと議会との懇親会がありました。

そこに、新教育長の山西さんもいらしていたので、聞いてみることに。

-新年度からよろしくお願いします。 ところで、30日に退職となっていたのですが、あれは31日じゃないのですか?

「よく気が付きましたね。 実は1日だけ学校の職員に戻るのです」

-と、申しますと??

「教員人事は県の管轄なので、(出向扱いの?)市役所の学校教育課で退職してしまうと、退職金が市からになってしまいます」

-なるほど!!そういうことなんですね、なぞが解けました。 ありがとうございます。 

てっきり、「4月1日生まれまでは上の学年」みたいな法律的な話かと思いきや、そういうことみたいです、いやー、さすがよくできている。

ちなみに、市の人事経験者に聞いたところ、教員からの異動で、各市の教育委員会に勤務されているような方が退職される際には、同様に一日だけ教員(県の職員)に戻るそうです。

退職でない異動のときは、他の職員の異動と同じように、3月31日まで所属して、4月1日付で異動になるということ。

そして、加藤・前教育長、11年半という長きに渡り、お疲れ様でした。

では!


愛知豊橋・長坂なおと のblog より

プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ