検査の結果、私の肺年齢は95歳以上らしいです⁉️

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私のALSの次の進行ポイントは呼吸まわりです。私の肺活量は、成人男性の半分以下で、検査結果の紙に「あなたの肺年齢は95歳以上です。」と書かれていて、苦笑するしかありませんでした。幸い、息苦しさを感じることは現時点ではごく稀ですが、数値的には厳しい段階に来ています。

対応策として、大きく分けて2つあります。

①呼吸を補助するマスクを着用する

②気管切開して、人工呼吸器を着用する

そんなわけで、先日マスクを扱う業者様に来てもらい、試着してみました。まず思い違いだったのは、マスクをつけて酸素を吸っていくわけではないということです。基本的メカニズムは、マスクを着用した人が息を吸うタイミングに合わせて、風を送り、弱い力でも肺まで空気が入るように補助するというものです。

酸素をどんどん入れると、その分二酸化炭素が発生します。しかし、私レベルの肺機能では、二酸化炭素を満足に吐き出すことができません。結果、二酸化炭素の血中濃度が上がり、もっと苦しくなってしまいます。

つけてみましたが、全く自分の呼吸に合わず、一方的に風が送り込まれてきて、とてもつけてられませんでした。業者様が言うには、実際に使用する場合は、入院して、風の強さや頻度を私の呼吸状態に合わせていくそうです。自転車に乗るのと同じで、すぐできる人と時間のかかる人もいるが、一度できると忘れることはないらしいです。

いつかは踏み込まないといけない領域です。先まわりして準備しておこうと思います。

しかし、口まわりというのは

食べる、はなす、呼吸するを一手に担っています。

人間の持つ、当たり前の機能は凄まじく精巧ですね。

恩田聖敬
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この記事は、岐阜フットボールクラブ前社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年4月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。