著名人の災害支援を売名と否定するのは違うと思う

秋元 祥治

東日本大震災、熊本地震、豪雨…日本はいろんな自然災害が多い国だという。
間違いなく、地震に関していえばそうだろう。神様がいるのなら、なぜこんなことをするのだろう…と思わずにいられない。

ロックバンドGLAYのTERUが21日、芸能人による被災地支援活動を「売名」呼ばわりするネット世論に対してツイッターで釘を刺した。

熊本地震発生後、ライブやSNSを通じて様々な支援活動を展開してきたTERU。5月下旬、6月上旬と自ら被災地へ足を運び、炊き出しなどに従事してきた。

芸能人による支援活動は震災発生直後からネット上で、「売名」「人気取り」を指摘されることもあった。
Yahoo!ニュース TERU、被災地支援に対する中傷に釘 「自分の目で見て」

SNS上や、例えばニュースサイトのコメント欄には偽善だとか売名行為だとかいう言葉が、随分と欠かれていますよね。いや、ま、ああいうの書く人ってどんなときも文句書く人だから、相手しなきゃいいのかもしれない。けど、やっぱりいいたくなっちゃった。

大事なことは、
その支援をしたほうが困難を前にする人々にとって良いのか、それともそうでないのか。
それだけで判断されればよいと思うんです。

有名人に限らず、ボランティアに参加する人の動機は人それぞれでしょ。
そこに私的な思いが含まれていようがいまいが、困る人々にとってプラスとなることであれば大いに歓迎したらいいじゃないでしょうか。もちろん、その中には売名を意図している人がいたとしてもです。
だって、そもそも「人の為す善」と書いて、「偽善」と書く。
そして、例えメッキでも何度も何度も塗り重ねれば無垢となる。

いかなる理由だって、始めた人が偉い。行動している人がかっこいい。
ぼくはそう思います。ニュース記事を見て思いました。

秋元祥治
NPO法人G-net代表理事・滋賀大学客員准教授・OKa-Bizセンター長

ではでは。

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編集部より:この記事は、秋元祥治氏のブログ 2016年6月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「秋元祥治(岐阜・G-net・OKa-Biz)の活動日記」をご覧ください。