ロッテ株主総会、長男返り討ち&疑惑釈明乏しく

新田 哲史

どうも新田です。もろもろ忙殺されて現場に行けなかったので、取り急ぎ速報ベースでじゃじゃっと書きます。まず肝心の話から。

ロッテ株主総会、創業家長男の経営陣解任提案を否決日経電子版6月25日
経営権を巡る争いが続くロッテホールディングス(HD)は25日午前、東京都内で定時株主総会を開いた。経営陣への復帰を求めた創業家長男の重光宏之氏側の株主提案はすべて否決された。宏之氏の弟、重光昭夫副会長や佃孝之社長が引き続きロッテHDの経営を担う。

 

そういうわけで、長男サイドは、3月の臨時総会に続いて、従業員持株会を切り崩せませんでした。

もう一つ、肝心の韓国でのスキャンダルに関して、長男サイドが求めていた説明ですが、こちらも要領を得た回答が無かった模様です。長男サイドがつい先ほど声明文を出しましたので、そこから一部引用します。

当社は、ロッテグループ全体を揺るがせている一連の韓国ロッテグループにおける疑惑等が発 覚したのち、かかる疑惑等について、ロッテホールディングスに対して緊急協議の場を求めると ともに、社外取締役に対して適切な対応をとるよう促したほか、本定時株主総会においても、代 表取締役の重光昭夫氏や佃孝之氏をはじめとする現経営陣に対して、疑惑等の真相・今後の対応 方針等について問いただしましたが、何ら有意義な回答は得られませんでした。

日経によると、長男の宏之氏は、引き続き疑惑追及をする方針を言明したようですが、おそらくトコトンやるでしょう。長男が復帰して体制刷新となれば、韓国の疑惑解明や危機対応も現体制よりは多少スピーディーに進むのでしょうが、それもなりません。今後の捜査進展によっては現経営陣の体制にどのような影響もわからず、川崎時代のオリオンズばりの迷走が続くんでしょうかね。

また新情報が入ってきたら書いてみたいと思います。ではでは。