除名覚悟で自民議員が増田不支持で小池百合子応援

伊藤 陽平

本日、東京都知事選が公示されました。
投票日は7月31日なので、お忘れなく。

岩手県知事時代には地方創生によって都民の財布から地方へ送金することを推進したり、舛添前知事の件を批判していながら自身もファーストクラスを利用していたり、増田寛也候補の問題が少しですが広まってきました。

また、自民党議員の親族等が増田候補以外を応援した場合に除名処分になるという文書が流れ、自民党議員の間でも賛否両論となっています。

18歳選挙権が解禁されたばかりですが、
「親が自民党だから投票先が増田寛也候補しかない…」
みたいなことも、今回の選挙ではあり得るんですよね。

そんな自民党都連への対抗馬が、小池百合子候補です。
彼女のFacebookページに写真があがっていましたが、すごい人が写っていました。

koike

なんと、自由民主党豊島区議団の幹事長や、元議長たちが演説に駆けつけているのです。

小池百合子候補を応援し、この踏み絵とも言える文書に対して、反旗をひるがえしているのです。

豊島区といえば、増田寛也候補の出した通称「増田レポート」のデータにより23区で唯一消滅可能性都市に指定されています。
そのため、以前ブログでもご紹介しましたが、民間主導で自立したまちづくりを実現する「リノベーションまちづくり」も積極的に行われていますが、増田寛也候補の都合でレッテルを貼られた豊島区にとっては、たまったもんじゃありません。

新宿区においては、まだまだリノベーションまちづくりの考え方は浸透してるとは言えません。
しかし、豊島区は増田寛也候補の提唱した豊かな自治体の住民の財布から、財政的に自立できない自治体へと送金する「地方創生」とは真逆の、まさにリノベーションまちづくりによる改革が行われています。

自民党の増田候補を応援しなければ除籍という文章の本気度はわかりません。
しかし、豊島区の自民党の議員の方々にとっては、今回小池候補を応援することで、今後自民党による公認がなくなったり、当選できなくなるというリスクもあるかもしれません。
それだけリスクをとって応援に来られていたということなのでしょうか。

率直に、小池百合子候補はかなり厳しい戦いを強いられると思います。
しかしこれから追い上げ、世論を動かせるかどうかに期待したいと思います。

それでは本日はこの辺で。