都政決戦まであと4日!!74年の都政史を踏まえ争点を考える(上)

上田 令子

都政の一大決戦である東京都知事選挙・都議会議員補欠選挙の投開票が、いよいよ次の日曜日=今月31日(日)に迫ってまいりました。
有権者のみなさまにおかれましては、貴重な一票を都民の幸いと、都政の発展のため、何よりご自身の自由な東京での人生のために、おおいにご活用いただきますよう、心よりのお願いを申し上げます。
期日前投票は既にスタートしています。事前に投票を済ませたい方は、手続きは手ぶらで行ってもOK!!超カンタンですので、ご利用ください。

さて、都知事選には多士済々、過去最高の21名の候補者が立候補しています。

私は、元防衛相・元環境相の小池百合子候補を、定数127名の都議会議員中、いの一番で助太刀参陣し、江戸川区内はもとより、今日は西へ明日は東へと、都議会会派かがやけTokyo地域政党「自由を守る会」
上田令子応援団の超党派有志の仲間たちと日夜、全精力をかけて奔走しております。

(公営掲示板ポスターを各地に貼り、公選ハガキ協力をしてきた無所属改革派地方議員メンバー。左より、渡辺大三小金井市議、関谷二葉元豊島区議、両角みのる都議(八王子)、音喜多駿都議(北区)、上田、榎本茂港区議)

このところは、上田令子の助太刀奮闘はすっかり知れ渡り(笑)あまり聞かれなくなってきましたが改めて、私がなぜ、小池候補を応援するか再掲致します。

【小池百合子さんを応援する理由(告示日メッセージ)】

■東京都議補欠選挙もお忘れなく!!
また、大田、新宿、台東、渋谷の4選挙区におきましては、区長選・衆院選に転出した都議会議員(自民3名、民進1名)の欠員を埋める都議補選が22日に告示されています(いずれも被選挙数1=任期は来年7月まで)。この都議補選も都知事選と同じ31日の投開票です。

都議補選 告示 4選挙区12人出馬(東京新聞)

自由を守る会は大田区選挙区都議補選に、みぞぐち晃一候補を支持して、上田令子以下、全力で結党後初の都議会の議席獲得・複数化を目指しております。
大田区にお住まいの方のご支援、働きかけを心よりお願い申し上げます。

2016年東京都議会議員補欠選挙(大田区選挙区)における対応について

■小池百合子さんは「2つの既得権トライアングル」とデットヒート中!!!
私が見立てる小池百合子さんの戦況です。
先週22日のブログ「都知事選1週間、あと10日。~組織vs.個人の構造がハッキリしてきたゾ!」では、今回の都知事選は「組織vs.個人の構造」の構造がいつになく明確になっていると指摘しました。

小池・増田・鳥越の主要3候補のうち、増田候補も鳥越候補も国政政党に所属する国会議員、地方議員から支援を受けて、組織戦を進めております。組織戦の結果、動員をかけて、大小、各種の集会を重ねている増田候補が小池候補に「急迫している」と各社が報じています。(組織が呼びかける集会に参加しなければ“裏切り者”扱いされてしまうかも知れないので、そりゃ~必至で顔を出しますよね…まさに欠席裁判?!)
このように、保守政界・官界・財界の「鉄のトライアングル」に支えられた増田候補、(都議会での議決態度はバラバラなのに国政野党というだけで相乗りしてしまった)革新政党・官公労・左翼市民運動や民間労組の「裏のトライアングル」に支えられた鳥越候補、いずれも終盤戦になればなるほど、組織による動員・締め付け、時に脅しが強められ、目に見える形で得票を積み上げていくのです。
小池百合子さんは、これに対抗すべく、選挙戦では告示日から都内全域くまなく街頭演説を着実に進めています。有権者個人・個人にナマの小池百合子さんに触れてもらうのです。
街頭演説の予定は、主にインターネットでお知らせしています。それだけで、数百人から数千人の方にお集まりいただけることは、心強いばかりです。
けれども、組織による激しい追い上げが進められているからには、小池さんを応援する個人・個人のつながりを着実なものにし、お一人でも多くの方々に拡げていかなければならないと、私は日に日にますます強く感じ、危機感とともにみなさまの声を充実感をもっておりますところです。

■都知事選の争点・政策が見えにくいのはなぜ?
ここまで、選挙の進め方から主要候補の特徴を考えてきましたが、もちろん、上田は政策本位、政策原理主義者です。政局ばかりに耳目を奪われていては、真に都民の幸せのための政策は実現されません、
選挙期間中、
「今回の都知事選は、争点がよくわからない。」
との声を聴きます。
報道各社は、「政治とカネ」、オリンピック・パラリンピック、待機児童対策、高齢者福祉、東京一極集中などが争点であるとしていますが、どれも決め手に欠く印象が否めません。
なぜ、このようなことになっているかというと、各候補の違いが明確になりにくいテーマだからでしょう。
例えば、猪瀬・舛添問題を受けて「政治とカネ」をめぐる政治倫理について、透明化・適正化していかなければならないのは、誰もが認めるところでしょう。誰も、「選挙に関わり利害関係者から秘密裏に5000万円を借金してかまわない」とは思わないし、「公金を元にした政治資金を私的流用して家族旅行や個人の趣味に使ってかまわない」とは思いません。それは、適法かどうか以前に庶民感覚として許されないためであり、2人の知事は辞職に至りました。
多くの都政課題については、主要候補は、昨年3月に策定された「東京都長期ビジョン」をベースに政策を組み立てているものと思われます。
さらに、長期ビジョンのもとに、いくつもの個別計画が組まれています。長期ビジョンは舛添前知事のもと、策定したものですが、知事のトップダウンによって策定されたというのより、政策企画局を中心とする都庁官僚が主導して、各局の事業・要望を積み上げてパッケージ化したものになっています。その点において、精密な計画になっている半面、都政全体のあり方は十分には述べられておりません。また、策定プロセスでの都民参加についても、多くの都民には知らされておらず、不十分といわざるを得ません。
上田令子は、長期ビジョンや個別計画との関係についても、所属した総務委員会や予算特別委員会、文書質問におきまして、その疑義を質してまいってきたところです。

2014年12月19日の総務委員会では、策定最終段階の長期ビジョンにつきまして、以下のように問いました。
「そのパブコメも二週間しか募集もしていなかったですし、「広報東京都」にもタイミングが悪いということで載っていなかったし、中間報告書も、ホームページで見るか、あるいは都民情報ルームで冊子を閲覧という、非常に都民にとっては手の届かないような形での意見募集のようなスタイルになっていると思います。」

つづいて、2015年3月19日の総務委員会においては、都庁組織・人事改革ポリシーについて、なぜゆえ「天下り」もとい外郭団体活用が組織改革?なのかを質し、「改革ポリシーになぜ監理団体(所謂天下り的外郭団体)を活用するか涙ぐましい努力で書いているが(←嫌味です)、管理団体を含むポリシーの中核をなす「都政グループ」へ、身内で都政事業を分け合うのではなく、ワーキングプアに泣く無辜なる都民や新進気鋭の民間企業も加えていただきたい」と強く求めております。

かようなことから、今回の都知事選の政策論争を通じまして、都政への住民参画と、都庁組織・人事改革ポリシーの見直しという、この点が問われ、都民のための都政に反映されていくことを私は強く希望しております。

「都政決戦まであと3日!!~74年の都政史を踏まえ争点を考える(下)」につづく!

【お姐総括!】

昨夕、地元船堀駅にて初の女性知事を実現する都民の会活動。
小池百合子さんってどんな人?!との問に答えれば「わかった!お姐が言うなら心配なし!」との声多数。地元議員の一言が一票につながると実感しました。
油断大敵!念には念を!

上田令子 プロフィール

東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表
白百合女子大学を卒業後、ナショナルライフ保険(現ING生命)入社後、以降数社を経て、起業も。2007年統一地方選挙にて江戸川区議会議員初当選。2期目江戸川区議会史上最高記録、2011年統一地方選挙東京都の候補全員の中で最多得票の1万2千票のトップ当選。2013年東京都議会議員選挙初当選。2014年11月地域政党「自由を守る会」を設立し、代表に就任。2015年3月地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)を設立し、副代表に就任。

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