お金から自由になれば「人生の選択肢」は増えていく

丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラス2016秋学期が始まりました。今回も濃いゲストが3人登場して、お金との付き合い方について知恵を授けてもらう予定です。初回のゲストは早川周作さんでした。

高校生の時に父親が蒸発、夜学に通って起業して得た資金で、20代で衆議院選選挙に出馬するも落選。そして、ベンチャー企業の支援をする事業で再びビジネスの世界に戻り大成功。今や、起業コンサルティングから飲食、ネイルサロンまで幅広い事業を展開しています。ジェットコースターのような人生経験から早川さんが得た結論とは「人生やったもん勝ち」というポジティブな人生観です。

お仕事でご一緒したこともありますが、早川さんの特徴は「即断即決」と「チャレンジ」です。意思決定がとにかく早く、悩んだらまずやってみるというスタンスです。考えてから走るのではなく、考えながら走る。そして、間違えたと思ったら素直に認めて修正していく。

事業家にとっては上司の評価や世間体は関係ありません。ビジネスの結果が全てです。だから失敗しても格好悪いとは思わないのです。成功するためにどうしたら良いかだけにフォーカスし、結果を追い求めて一生懸命努力する。成功する人には成功するまでやり続ける努力という才能があるのです。

お金に対する哲学も明快でした。強調していたのはお金が入ってくる「仕組み」を作ることでした。ビジネスも資産運用も自分が手を動かさなくても自動的に動いていくようになれば、自分の時間を他のことに使えます。

仕事であれば、社員のやる気を高めて、自主的に仕事をやり遂げる人材を育成する。そうすれば、社長がいなくても組織は回っていくのです。そこで毎月着実に利益が上がるビジネスを積み重ねていく。

資産運用も同じです。不動産や太陽光投資といった定期的にお金が入ってくる資産を着実に増やすことでお金の不安から解放されていきます。ビジネスのリスクを資産運用によって低減させるにもなるのです。

お金の不安から解放されると、仕事でもプライベートでも「選択の自由」が生まれます。嫌な仕事は断って、好きな仕事を好きな人と一緒にやる。旅行でもレストランでも行きたいところに言って、自分の注文をすべて実現できる。相手ではなく自分がやりたいようにできる環境が手に入るのです。

自分に必要なお金を早く手に入れることが人生を豊かに生きるためにとても重要である。そのことをエネルギッシュに教えてもらい、受講生のテンションがわずか1時間で大幅にアップ。人生を変える第一歩になりました。

早川さん、朝早くから貴重なお話をありがとうございました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年10月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。