やっぱり「好き」を仕事にすべき2つの理由

来年は仕事術の本を書くかもしれない。ということで仕事のことをあれこれ調べていたら、面白法人カヤックの「私が独自に発見した、一番ラクな天職の見つけ方。」という記事の内容にとても共感しました。

「その人にとっての天職とは、その仕事を通して、その人に多くの気づきを与えてくれるものである」というのが結論として最初に書かれています。自分がやっていて
他の人よりも色々なことに気付きがあることは、天職である可能性が高いということです。

私の仕事の気付きは、お風呂に入っている時や、道を歩いている時、あるいは寝ている時に得られることが多いのですが、それは今やっている様々な仕事 に渡っています。例えば、次の本はどんな企画にするか、海外スタディツアーでどこに行くか、セミナーの集客をどうするか、世界の資産運用フェアにどんな投 資先の会社から出展してもらうか、新しく立ち上げた会社のビジネスのアイディア、さらにはSHINOBY`S BAR 銀座のグラスワインの選択まで・・・。

逆に言えば、そんな気付きが1つも出てこないような仕事は、そもそも興味も無く好きでは無いということです。つまり自分には向いていない仕事だか ら、早めに撤退した方が良いということになります。誰かもっと興味を持っている好きな人に代わりにやってもらうのが良いでしょう。そうやって自分が好きで いつも興味を持って、その結果として色々な改善案が雨が降ってくるように浮かんでくるような仕事に集中していけば、今は成果が出なくてもいずれ結果となっ て現れてくるはずです。

仕事とは短期で結果が出るとは限らないものです。1年、2年と芽が出ないまま時間が過ぎたとしても、それでも気付きが持ち続けられる仕事なら、いずれ成果につながってきます。

一緒に仕事をしている人を見ていても、成果が出そうだなと思える人たちというのは、自分の仕事が結果の如何に関わらず好きで、興味を持ち続けている という共通点があります。自分の仕事をを語り始めると止まらない。そんな人は自分の仕事の気付きを相手に伝えたくて仕方ない人。気付きがたくさんある人と いうことですから、それは天職であり、続けていけば良いのです。

「好きを仕事に」では食っていけないと現実論を語る人がいますが、そもそも「好きでないことを仕事に」しても、そこそこのお金は稼げるかもしれませんが、人生を振り返った時、後悔するような気がします。

毎日仕事には問題ばかり発生して、その解決だけで時間が過ぎていきますが、それはたくさんの気付きがあるからこそ、とも考えることができます。気付きが無くなれば、問題にも気が付かず、改善が無くなり成長は止まってしまうからです。そう考えれば、仕事の問題とは気付きのことであり、それを丁寧に1つ 1つ解決していくことこそが、仕事の本質と言えるのです。

(写真はSHINOBY`S BAR 銀座の来月からの新作メニュです)

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行います が、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年11月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。