アマゾン・ゴーを見習って「スタバ・ゴー」を作って欲しい

内藤 忍

毎日の生活でストレスがかかることの1つが行列に並ぶことです。せっかちな性格のせいか、買い物や食事、銀行のATMなど、とにかく出来るだけ待たないようにするために、時間をずらしたり、空いているお店をわざわざ選んだりと様々な工夫をしています。

私のような消費者に画期的なサービスを来年からアマゾンが始めるようです。レジ清算がまったく必要の無いコンビニエンスストア「アマゾンゴー(Amazon Go)」という実店舗です。

アマゾンゴーは、入店する時にアプリ認証をし、その後は商品を手に取るだけで買物していることが認識されるそうです。どのようなテクノロジーが使わ れているのかわかりませんが、商品を棚に戻せば注文はキャンセルされ、最後にお店を出た時点でアマゾンのアカウントから精算される仕組みになっています。 コンビニエンスストアですから、セブンイレブンのようにサンドイッチやコーヒー、お菓子といったものが購入できるお店になるようです。

東京のオフィス街にあるコンビニエンスストアの朝の通勤時間帯レジ行列は凄いことになっています。ミッドタウンのセブンイレブンのレジ行列はお店の 外まで人が並ぶこともあります。レジなし精算できれば、時間が短縮できると共に、並んでいる人のイライラも解消できると思います。

しかし、コンビニエンスストアよりも何とかして欲しいといつも思っているのは、スターバックスのレジ行列です。

私はいつもレギュラーのホットコーヒーしか注文せず、支払もスターバックスカードなので、注文してから会計が終わるまでの時間は30秒ほどです。と ころがスタバにはフラペチーノのようなトッピングの組み合わせに時間のかかる商品があったり、小銭で支払をする人も多く、それが長い行列の原因になってし まうのです。

レジ精算の無い「スタバ・ゴー」が出来れば理想的ですが、せめてレギュラーコーヒーをスターバックスカードでキャッシュレスに支払う人だけに限定したクイックレジを設置してもらえないでしょうか。大量の注文がさばけます。

スタバにはスイーツのように飲み物の注文を楽しんでいる人もいれば、仕事をしている人でオフィスに早くコーヒーを買って帰りたいというニーズの人も いると思います。前者のお客様には丁寧な接客を、後者のお客様にはスピーディな対応と棲み分けができれば、さらに売り上げはアップするのではないかと思い ます。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年12月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。