クリスマスはパパ友とのサンタ互助会で乗り切ろう

駒崎 弘樹

パパ業やってて、クリスマスイブはなかなか難しい日です。
子どもが3歳くらいのうちは、パパがサンタやって、ウェーイっていってもそれなりに
盛り上がってくれていました。

しかし、話すようになってくると急速に賢くなるので、なかなか子どもだましは通用しません。
普段聴き慣れたパパの声を、瞬間で見破ってきます。

そこでお勧めしたいのが、パパ友と交互にサンタを派遣しあう、「サンタ互助会」です。

今年もやってみました。まず僕がサンタ化して、パパ友家を尋ねます。
ちなみにドンキの1000円代のコスチュームだと、ペラペラしているので、奮発して3000円代のやつにしました。
全然違います。

先方のお子さんは、我が家と同じ6歳で、かつ女の子。最も手強いクラスタです。
よってこちらもかなり趣向を凝らし、ダウンジャケットで小太り感を演出します。
そして、BMI低めの自分にドーピングの意味で、バスタオルを腹部に詰め込み、サンタ濃度を高めます。

さらに軍手(白)でそれっぽさをだします。
また、ここがポイントですが、白ひげと帽子が一体化したセットを、サンタ服と別個で買う、というのがサンタハックです。サンタ服の付属品は、通例、だいぶしょぼいので、帽子とひげのセットがあると、顔が良い感じで隠れるのです。

さて、この気合の入ったパパサンタの運命やいかに。

パパ友家の庭から侵入し、あらかじめ置いてもらったプレゼントをゲットし、北極から持ってきましたみたいな体でかついで、ドアをノックします。

「メリークリスマス!」

お茶の前に現れたパパサンタに、パパ友ママ友が

「うわー、サンタきてくれた!すごい、初めてみた!
「いやー、これはレア!!」

などと煽ってくれます。

6歳の女の子は、「うわーーー、ほんとにサンタさんだ!!」と!

写真を撮って早々に退散し、LINEを見ると「全くバレていません」との報告が。
よっしゃー!とガッツポーズをしたのでした。

帰ったその後は、パパ友のターン。
同様に侵入してきてもらいました。
普段は目ざとい我が家の6歳娘も、全くバレずにVIP登場に大喜びでした。

今年も、何とかサンタコンテンツで喜んでもらうことができました。
それもこれも、パパ友とのパートナーシップのおかげです。

保育園で培った絆は、聖夜にも固く結ばれていたのでした。
ビバ、保育園。ビバ、パパ友。

みなさんも保育園の送り迎えを通して、地域の大切な絆をつくってみてはいかがでしょうか。
メリークリスマス!


編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2016年12月24日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。