この通常国会は、共謀罪国会?

「波乱」要素が少ないと思われた通常国会だが…(写真ACより:編集部)

通常国会が始まった。

今朝の新聞各紙は、共謀罪国会だと書いており、共謀罪関連の記事が結構なスペースを占めていた。
皇室典範特例法関係の記事も多いが、それほど大きな議論にならないで結論が出せそうなテーマに格下げになっているようで、あえて議論を煽るようなニュアンスが感じられない。

ああ、一応の議論は出るが、落としどころが事実上決まっているんだな、という印象である。

悪いことではない。

落としどころがどこにも見えいない中で議論がどんどん先鋭化して行って、本来対決法案にすべきでないものまで対決法案にしてしまうのは愚策中の愚策だろうから、ある程度のガス抜きはしながら、落とすべきところに落とすのがいい。
予算が上がる頃には衆参両院議長の下で様々な議論が整理され、一定の方向性が示されるはずである。
いいんじゃないですか、というところだ。

やっぱり難しそうなのが、共謀罪の方である。

本当にこの問題について決着を付けるつもりだったら、この問題に最も詳しいはずの人に聞くのが当然だろうと思っている。
現時点では誰も声を掛けてこないが、一度は私のところに聞きに来られるくらいのことはされた方がいいはずだ。

与野党を問わず、である。

もう10年以上も前のことだから詳細は覚えていないが、なにしろ自民党の衆議院議員としてこの問題について先頭に立って取り組んできたのは、私だから。

そろそろ出番ですよ。
そういう声が掛かってもおかしくない。
まあ、何の声が掛からなくとも、必要であればそれなりに私の意見は発信するつもりではあるが。

乞う、ご期待。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年1月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。