統一会派を組むことも、東京大改革を新しい会派の旗印にすることも、さらには小池与党宣言をすることも結構なのだが、だからと言って民進党の現職の都議会議員の皆さんが丸ごと小池さんから同志扱いをされることはないだろうと思うので、一言申し上げておく。
民進党という尻尾を付けたままでは、一人でも多くの有能な同志を確保したいと思っている小池さんでも躊躇するはずである。そんなことではとても崖から飛び降りたとは言えませんね、と苦笑いするのが関の山である。
小池さんは結構プレッシャーをかける人である。
何だか頼りないのねと思われたらそれでお終い、みたいなところがある。
思い切った勝負をする人には賭けてみる、という気風の良さがある反面、あ、これはダメだ、と思えば切ってしまう。
見切りの良さと勝負勘、切り替えの早さは、超一流である。
多分、天性のものだと思うが、今の民進党の皆さんはどうもそのあたりのことがピンと来ないようで、少々ダイナミックさに欠ける。
どういうことになっても私にはどうでもいいことだが、民進党からの離党者を防ぐためだけの統一会派構想だったら、多分当てが外れるはずである。
一応、念のため。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年2月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。