古今東西、地域が発展するために1番大切なこと

古今東西、地域が発展するために1番大切なことは、若くて優秀な人材を育て、集めることだ。地域のことは地域の人だけでやりましょう!と言うのは悪魔の言葉。特に集めることが、大事だろう。

【かつての大阪】
パナソニック、阪急、日清食品という大阪を代表する企業の創業者は、それぞれ松下幸之助さんが和歌山、小林一三さんが山梨、安藤百福さんが台湾の出身だ。

【今の京都】
京セラの稲森和夫さんは鹿児島、オムロンの立石一真さんは熊本、ワコールの塚本幸一さんは滋賀の出身だ。

【戦後のアメリカ】
戦後のアメリカは、まさにその象徴だろう。世界中から優秀な人材を集めたことが、発展のエンジンになった。

【現在の長島】
長島町の地方創生も同じだ。個別の政策自体ももちろん大切だが、これら政策などを通じて、この2年間で、1,000名を超える若者が長島を訪れ、長島に住んで、長島のために活動していることが一番の成果だと考えている。

若者が一生懸命に頑張る姿を見て、地元の事業者の皆様もさまざまなチャレンジを続け、また、子供たちも身近な先輩の姿を見て、憧れが連鎖している。

これからも、若くて優秀な人材が活躍できる環境を整える、資金面や人的サポートをすることが極めて大切だ。

逆に、若くて優秀な人材が活躍する環境を整備する上で一番妨げになるのが、年齢序列や役職絶対主義のはき違え。人生の先輩として、年長者を敬うことは当然だが、年長者が言うことが全て正しい、絶対従えではダメ。優秀な人材が活躍の機会を奪われ、流出してしまう。

その典型が【韓国】だろう。
優秀な人材ほどアメリカに流出しているのではないか。

誰が言ったかではなく、何を言ったか是々非々で闊達に意見交換できる環境が重要。そのためにいつでもウェルカムな副町長室では、机にホワイトボードを貼るなどしてきた。

自分で考え、行動し、発信する職員になってほしい。そして、自分とは異なる意見に耳を傾け、みんなの力を合わせて練り上げ、新しいものを生み出していってほしい

鎖国された北朝鮮、独裁者の顔色を窺う【北朝鮮】に未来はないのだ。
(3.16長島町議会答弁)

<もっと知りたい!>
「地域のことは地域で決めましょう!」という悪魔の言葉

長島大陸の仲間になりませんか。



<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68581524.html

<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68619160.html


編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2017年3月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。