ダイレクトパブリッシングをやってみて、思ったこと

荘司 雅彦

今般、キンドルダイレクトパブリッシングで、「小説」たるものを一冊出版いたしました。タイトルは「婚姻無効」という法律モノです。

内容の方はさておいて、ダイレクトパブリッシングをやって最初に思ったことは、出版社さんの有り難みです。特に、私の場合、紙の書籍を出す時に能力の高い編集者さんに手がけていただくことが多かったため、編集者さんたちの有り難みをしみじみと感じました。

文章の流れから誤字脱字と細部に至るで、全部自分でやるとこんなに大変なのかと、つくづく実感した次第です。スティーブン・キングが「編集者は常に正しい」と書いていたように、編集者なくして本を作るのは本当に(シャレではありません)大変です。

次に、今まで余り書いたことのない小説を書いてみて、世の中の小説家諸氏の凄さを実感しました。物語の流れや組み立てもさることながら、膨大な知識や細部にわたる表現力等のレベルがいかに高いかを、痛感させられました。

書き出したものの2度ほど途中で話が続かず挫折して、3度めでようやく最後までたどり着きました。それを考えると、秀作を次々と発表している小説家諸氏と編集者諸氏の能力の高さを改めて思い知らされました。

電子書籍としてアップするところまで手が回らず、パブフルさんという業者さんにお願いしました。とても良心的かつ迅速に進めていただき、本当に感謝しています。値段もリーゾナブルです。

ということで、最低価格の99円に設定しましたので一度ご覧いただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

荘司 雅彦
2017-03-16

編集部より:このブログは弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2017年3月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログをご覧ください。