一橋大学世界プロレスリング同盟は、なぜ人材を輩出するのか ?

大学4年間、青春をかけた、一橋大学世界プロレスリング同盟の公式ブログを見て、激しく胸を打たれた。

『レスラーと夕食会開催のお知らせ』

レスラーと夕食会というので、誰が来るのかと思えば、お前らか。学生プロレスラーたちね。ただ、一橋大学に限らず新入生、あるいはこれまでの大学生活に悶々としていた人は行った方がいい。人生が変わるかもしれないからだ。

「人材輩出(排出とも言われているが)企業」リクルート出身だが・・・。元リクの人って多様なようで、やっていることは何パターンかなので。一橋大学世界プロレスリング同盟の方が、よっぽど多様性のある集団だと思うし、人材を輩出していると思う。

なんせ、同期には中川淳一郎(ス(カ)トロング山田)がいたし、1年後輩(だけど浪人しているので年齢は一緒)の高橋伸征(ホソカワ高橋)はフリーの映像ジャーナリストとして活躍しており『情熱大陸』なんかに関わっている。私が卒業したあとも、TBSの名物プロデューサー橋本吉史(中条ピロシキ)が出ているし。

他にも、先輩にはルー・テーズと深いかかわりがあった流智美さんがいたし、学生プロレスの神さまと言われたブランコ・オギーソは経済系全国紙でデスクをやっている。オギーソ選手は「会社には内緒だ」と言っていたような気がするが、「上司がオギーソなんですよ」「オギーソ、まだやっているんですよね」なんていう風に突然、関係者に言われたりするから、公然の秘密なのだろう。後輩には一橋大学の准教授がいたり、週刊ポストの名物記者もいたり。提携していた他大学系だと、弁護士レスラーの竜剛馬や、いまやベテランのアントーニオ本多など、プロを輩出していたりもする。いま、DDT系団体でレスラーとして活躍しつつ、同団体の映像作品をつくっている今成夢人も出身者だ。

佐藤隆太
2014-08-20



そういえば、10年前は我が団体をモデルにした映画もできたな。

一橋大学世界プロレスリング同盟はなぜ、人材を輩出するのか?

私もよくわかっていないが・・・。

今どきプロレス(やる方)に青春をかけるという人生の無駄遣い感、さらには、濃い人材同士の心と身体のぶつかり合いをするからだろう。そして、全員がコンプレックスとルサンチマンの塊でありつつも、どこか自分が好きで自己主張をしたいからだ。

いつも偏見と闘わなくてはならない。

モテないことが確定するので、逆にストイックになる。

濃い人間が集まっているので、人間関係も大変だ。競争と共創の日々である。

プロレスは相手、そしてお客さんとの勝負である。国立市の真面目そうな市民を笑わせるのは実は大変なことだ。中には観戦歴数十年というおじさま、おばさまもいて意外に目は厳しい。

なんせ、コンプライアンスも厳しくなっており、下品なネタも以前ほどはできなくなった。そこで、大学当局に叩かれないネタを考えることで、際どい企画を通すコツがわかってくる。

体力的にもタフでなくてはならない。そして、よく食べ、飲む。

観客の前で何度もリングに叩きつけられ、立ち上がる。不屈の精神が鍛えられる。

そりゃ、就活にも強いし、企業に入ってからもしぶとく生きのこることができる。

だから、学生生活に悩んでいる諸君、迷ったら一橋大学世界プロレスリング同盟の門を叩いて欲しい。



最新作、よろしくね!


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年4月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。