辞表提出後のぶら下がりの会見の冒頭発言(概略)
「先ほど代表代行の辞表を提出してまいりました。理由は憲法に対する考え方の違いです。去年の代表選から経緯をお話ししたほうがいいと思うんですが、私を含めた仲間で蓮舫代表を応援しました。そのときの前提の一つは、憲法については、民進党としてしっかり考え方をまとめるということだったんです。蓮舫さんもそのことについて合意していただいて、その上でのスタートでした」
「その後、私は衆院憲法審査会の委員にもなりましたし、さらには憲法調査会、党内の議論にも積極的に参加して、さまざまな提案をしてきたわけです。私の思いというものを形にしたのが、先日の中央公論の論文です」
「途中、私自身が代表代行の辞任を考え出したのは(今年3月の)党大会。代表の挨拶の中で、憲法についてのお考えを述べられまして、私の考え方とはやはり違うと思うようになりました。先日まとまった野党4党の考え方の中には『安倍政権のもとでの憲法改悪には反対』という文言も入っています。私は立憲主義的な民進党らしい憲法改正案を出すことは、提案型政党としては極めて重要なことだと考えてまいりましたが、今の民進党の執行体制については、やはり改正について消極的と理解せざるを得ないと思います」
「そういう状態で、私が執行部にとどまることはできない、またとどまるべきではないと考えまして、先ほど辞表を提出してまいりました。提案型政党としてしっかり民進党がやっていくためには、ここは極めて大事なところだと思ってまいりましたので、非常に残念です。また私の非力さも非常に強く感じております」
編集部より:この記事は、衆議院議員の細野豪志氏(静岡5区、民進党)のオフィシャルブログ 2017年4月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は細野豪志オフィシャルブログをご覧ください。