タレント出身の独身の一年生議員が、既婚者と不倫とみられても仕方ない行動をしたことはよろしくないが、相手の夫婦は破綻とまではいえないが、うまくいっていないのは事実のようだ。それでも不法行為であることは間違いないのだが、略奪愛とか言う話ではなさそうだ。
政治活動での旅行に相手の男性が同行したようだが、細野豪志が山本モナとの不倫旅行のとき議員パスでJRに入場したことを確認されているような悪質さはない(細野氏はあとで別途チケットを購入したと主張しているが信用する人は少ない)。
不倫関係をもっている人は議員としての資格がないという世間相場が成立しているわけでもなく、大騒ぎするような政治問題なのか?
一方、日本では諸外国に比べてトップクラスの政治家とか重要人物の履歴が知られなさ過ぎる。蓮舫の二重国籍でもそうだが、国全体の命運を握るような人々は詳細な履歴とか周辺状況はオープンにすべきだと思う。
たとえば、小池東京都知事がカイロで何をしていたか、結婚したことがあるかすらこれまで不明に近かったのはちょっと欧米では考えられないことだった。
そうしたところ、週刊ポストになかなかよく調べた記事が出ている。カイロ大学での成績は「good」で五段階の上から三つ目。まあ、「良」だ。ゼロから始めたが、非常に頑張って卒業にこぎつけたという。
ご主人は卒業できなくて、サウジで就職することになったが、サウジは社会的に活動したい女性にとって耐えがたいところだ。そこで、別れたという納得できる経緯で、その元夫も所在が分かっているようで安心した。
一方、週刊女性は、「眞子さまの婚約相手・小室圭さんの母が頼る霊媒師の存在」という記事を載せている。それによると小室氏の母・佳代さんは、ある小さな宗教団体に属していて、そこの霊媒師に頼られることが多いそうだ。
この話は、当初から事情通のあいだでは話題になっていたのだが、一般に知らされたのがこれがはじめてでネットではお祭り状態だ(「藤沢市」「宗教」「事件」といったキーワードで検索できる)。
いったい、どんな宗教なのか?小室圭さん自身は信者なのか?眞子さまが入信されるようなことになる可能性があるのか?皇室のほかのメンバーに影響をあたえることはないのか?など宮内庁で調査や検討をしたかさえ明らかでない。
たとえ、民間人になられるにせよ、将来の天皇陛下の姉上一家の問題である。また、女性宮家の創設とか、公務を結婚後も手伝ってもらうとかいう可能性も消えたわけでない。
ヨーロッパでは、王族が交際中という報道から始まり、王室の縁組み相手として相応しいかどうか国民的議論がされて合格してはじめて婚約となるが、日本の皇室はいきなり婚約報道になる。
どちらがいいのかいろんな意見があるだろうが、関係者がよくお考えになった上のことだと根拠もないが信じてお祝いするべきだというのが正しいのだろうか。ヨーロッパの君主国でならそんな風に考えるはずがないのだが。