“音喜多都議と自民党しか”都議会を変えられない(本音)。

川松 真一朗

テレビで共演するおときた氏と共演する川松氏(BS11より:編集部)

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

明日から本格論戦スタート

さて、都議会の新任期で本格的な委員会論戦が明日の経済港湾委員会からスタートします。明日への経緯について、都民ファーストの音喜多都議がブログで書かれています

都議会委員会への知事出席見送り|NHK 首都圏のニュース

「知事出席を見送り」などと報じられると、いかにも議論をする気がないように思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら上記の記事中でも委員長が述べている通り、本会議における代表質問では、補正予算の規模に比して異例とも言える質問時間を各会派に確保しています(答弁時間を除いて3時間)。

また参考人招致に関しては、理事会での議論や遡上にのぼった参考人情報を詳らかにすることはできませんが、参考人は自説の補強をするために呼ぶものではない、ということは一般論として述べておきたいと思います(そのような意図を持っていた方ばかりではないと思いますが)。

実態はどうか・・・

この点はあまりにも世論誘導のきらいがあるので一言述べておきます。

豊洲移転問題を巡っては都議選直前まで小池知事サイドの動きが活発でした。専門家会議があったり、副知事をトップとする戦力本部があったり、関係局長会議があったり・・・にも関わらず、一度も都議会に報告される事なく半ば強引に物事を推し進めてきた感があるのです。やはり知事出席見送りは議論を行う事に対して知事与党側が消極的だと言われても仕方ないと思われます。

ましてや、特別顧問と個別に知事「AI」が相談して出された結論だけに、都庁職員に核心に迫る答弁を求めても「承知しておりません(知事、特別顧問しか答えられません)」という趣旨の答弁が連発する事は簡単に想像出来ます。

私自身は、小池知事・小島特別顧問が委員会に出席すれば二度手間にならず、職員の負担を増やす事もなく、よりスピーディーにゴールに近づけると考えています。6月の文教委員会に小池知事招聘の動議をかけたのも全ては未来志向の公益性を考えてのものでした。

一問一答式議論をなぜ避ける?

これはやってみれば分かりますが、先に指摘したように豊洲・築地両市場併用案を審議しようとしても小島特別顧問ではないと分からないという答弁が出てくるのではないでしょうか。それを踏まえると音喜多都議がコレでいいと現時点で指摘する本会議質問は一問一答式ではないため小池知事の本音を引き出すのは難しいのです。それは質問力もあるでしょうが、この1年間の知事答弁を見ているとその場のしのぎの詭弁も多く、早くこの移転論議に終止符を打ちたい私達としては歯がゆい思いです。

そういえば、7月14日付けの音喜多都議のブログで「いずれにしても新メンバーでしっかりと、市場移転問題を論じていくよう働きかけを続けて参ります。」と言っていたにも関わらず約1ヶ月あまりでトーンが下がったように思えてなりません。都民ファーストが大勝すれば音喜多都議が突破役として本当に議論の出来る議会を作って下さると自民党の中から私は期待をしていました。

ノーサイドの精神で

私はラガーマンですから「ノーサイド」の精神で音喜多都議と身のある正しい都議会を作っていきたいと心から思っています。この点は、同じ北区選挙区で涙を呑んだ高木けい前幹事長にも話しています。都民ファースト会派の中で自説を曲げる事なく主義主張を明確に会派横断で都議会活性化をさせて頂きたいなと考えます。