なぜ仕事の出来る人は朝フルーツをやっているのか

こんにちは!肥後庵の黒坂です。 「仕事ができる人は朝フルーツをやっている」というとあなたはどう感じるでしょうか?「はいはい、いかにもキャッチーで中身がないタイトルですね」「また始まった”仕事のできる人は○○だったシリーズ”かよ」とゲンナリしてしまうかもしれませんね。その感覚は間違いありません。

というのも世の中、こうしたキャッチーなタイトルで興味を引きつけておき、薄っぺらい内容の記事がとても多いからです。私はこの記事を書くために「仕事のできる人は」というキーワードでGoogle検索をかけてみました。すると次のような結果が出てきました。


この他にも山ほど検索候補が出てきます。やれ缶コーヒーを飲むのは仕事ができない人だとか、横文字が多いとか、その逆に仕事ができる人は筋トレをやっている人だとか、瞑想をしているとか。…いやいや、読んでみてもどれもこれも根拠がぼんやりとしていて、「ウソー?本当にそうなの~??」と思えるものばかりで納得できません。そんな世の中に数多ある「仕事のできる人は○○だった」シリーズですが、「仕事のできる人は朝フルーツ」に関しては正しいと私は思います。

仕事のできる人=価値提供をする人

まずは何を持って仕事ができる人か?ということについてハッキリさせるところから始めましょう。

仕事のできる人とはズバリ、「価値提供ができる人」と定義することができるでしょう。仕事とは経済界において、価値を認められる商品・サービスの提供をすることで対価を得る行為に他なりません。そして仕事ができる、というのは他者とくらべてより価値提供できる人のことです。

会社員をやっている人は会社から与えられた仕事を、他の社員よりより早く正確に処理をしたり、他の人ができないことをやることが価値提供になります。仕事ができるかどうかは仕事の「質」「量」という2つの側面で測ることになると考えます。

仕事ができる人は「変動値」を磨いている

仕事をする上ではその人が持っている「才能」や「能力」だけでなく、パフォーマンスが出せる「スキルアップ」、「環境作り」、「万全な体調」が絶対不可欠です。

どんなに能力が高く、才能あふれる人も下手くそな歌を隣で聞かされるカラオケ店の中で、人の心をつかむキャッチコピーを書くことは出来ません。また、風邪で頭がガンガンする時に雑誌の表紙を飾るデザイン案を仕上げるのも至難の技でしょう。

生まれ持った才能や能力は固定値で変えることは出来ません。しかし、スキルや知識、それにパフォーマンスを出しやすい環境づくりや万全な体調は変動値であり、意識や工夫次第で変えることができます。自分が持っている能力や才能を最大限発揮するため、変動値である仕事で必要なスキルを磨き、体力をつけ、健康を維持するのは仕事ができる人がやっていることじゃないですか?世の中には自分と同じくらい能力や才能の持ち主は山ほどいます。同じくらいの力を持った人と競争して、より価値提供をするには、変動値を意識的に高めることで他者より抜きん出るわけです。

仕事ができる人は、変動値を磨く重要性を理解している人といえるでしょう。

仕事でパフォーマンスを出すなら朝フルーツ

日本人が朝食に食べているものを調査したデータによると、次のような結果になったそうです(詳細は過去記事参照)。

1位 パン…70%

2位 ご飯…55%

3位 バナナ…26%

大多数の日本人は朝食にパンやご飯といった炭水化物を食べているという結果です。これを読んでいるあなたも「そうそう、自分もパンかご飯だわ。朝からフルーツはないなあ」とうなづいているかもしれませんね。

ただ、そこで納得していてはいけません!あなたにお尋ねしたいのですが、なぜあなたはパンやご飯を食べているのでしょうか?「そりゃ食べやすいし、常に常備して準備が簡単だし、腹持ちがいいから」といった理由でしょう。しかし、その理由は仕事で高いパフォーマンスを出すことに直結しているでしょうか?おそらく答えはNo、ご飯やパンを食べるのはおいしいから、食べやすいから、というのがその理由でしょう。

朝フルーツを食べることは仕事でパフォーマンスを出すことと直結しています。果物は食べる時に火を通さないから酵素もビタミンもそのままとれますし、水で洗って皮を向けばサッと食べられます。また、味もおいしく、慣れてしまえば果物だけでもお腹は十分満たされ、食べ過ぎで眠くなる、胃が持たれるということもありません。お腹が膨れて味もおいしい栄養満点のサプリを食べるようなものだと考えると、フルーツこそ仕事でパフォーマンスを出すための最強の食事と言えるでしょう。

あえてフルーツを朝に食べるのはデキる人

ほとんどの人がご飯やパンといったものに手を伸ばしている中で、フルーツを食べる人たちというのは一味違います。果物そのもののおいしさを楽しんでいるのもありますが、それ以上にフルーツの健康効果を心底理解している人たちです。

そこに気づき、私も5年と半年間を朝フルーツ生活を実践していますが、明らかにパフォーマンスが違います。パンやご飯を食べていた時期は起床は出社ギリギリ、会社につくとすでにヘトヘト、午前中から眠さと戦いながらボーっとする頭でノッてくるのは夕方頃という体たらくでした。それが朝食をフルーツオンリーに切り替えて完全に生まれ変わりましたね!

数ある食材の中から、他の人があまり選ばないフルーツを選択し、それも一番栄養の吸収率が高く、健康効果も優れた朝のタイミングに選ぶということじゃないですか?こうしたことを踏まえて、仕事のパフォーマンスを最大化させたいと考えるのは、デキる人たちに他なりません。これが「仕事の出来る人は朝フルーツをやっている!」と私が考える理由です。

私自身が完全に朝フルーツ生活を実践してその効果を実感しているので、巷にあふれる「仕事のできる人は○○をやっている」シリーズより説得力があったのではないでしょうか?参考になれば幸いです。

ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。