下山の時代を明るく逞しく生きる

愛媛・松山(まつやま)空港から、台北・松山(ソンシャン)空港へ

飛行機の時間は、絶好の読書タイムです。
6冊の本を読んだのですが、1番しっくり来たのは、こちら。

神山典士さんの『成功する里山ビジネス

コンセプトは、「下山の時代を明るく逞しく生きる」。

終戦した1945年を「日本の誕生年」とするという置き換えが秀逸。

●東京五輪を開催した64年は19歳
まさに若き肉体の美と能力を誇る祭典。

●GDP世界2位となった68年は23歳
新星の登場。

●経済の高度成長期が続く70年代は25~30歳の青年期

●バブルを迎えた80年~90年代は35~45の熟年期

●人口ピークの08年は60代の初期
人間でも体の衰えが気になるタイミング。

●今年2017年は72歳
あと3年で後期高齢者。

と、非常に分かりやすくなります。
(本書まえがき)

その上で、この本は、坂の上の雲を目指すのではなく、「下山の時代を明るく逞しく生きる」ことについて、さまざまな生き方を紹介します。

下山の時代は、登山の時代の真逆を目指せばうまくいくという。
◇東京に集権するのではなく、地方に分権する。
◇新しい物を買うのではなく、再利用、古民家再生する。

小布施の1人出版社「文屋」の木下豊さん、
稲花食べる通信 from  新潟の手塚貴子さん、
津屋崎ブランチの山口覚さん

始め僕もよく知っている人たちを丁寧に取材した本で、その捉え方や見方も面白いなと思いました。お薦めの本です!

もっと知りたい!
 本屋がない街「小布施」の出版社「文屋」の本を全部買ってみた
津屋崎ブランチ山口さんの名言「都会は部員が100人の野球部。田舎は部員が8名の野球部」


<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年9月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。