毎年東京で開催され、10万人の集客で世界最大級の子ども創作イベント「ワークショップコレクション」。
その福岡版が昨年に続き開催されました。
みんなで、つくろう!
2日で1万4千人が参加しました。
2回目の福岡開催となる今回は「あそんで学ぼう、科学とデジタル」と題し、科学や電子工作、デジタル、アート造形など、子どもたちが遊びを通じてSTEAM教育に触れ、モノづくりの素晴らしさやアイデア・発想につながる考え方の修得につながるようなワークショップが集結しました。
主催はCANVASとホームセンターの株式会社グッデイ。
西日本新聞社が共催です。
今回の会場はFUKUOKA growth next。
大名小学校の跡地です。
素敵な場所です。
いくつか探検してみましょう。
IchigoJamで作って遊ぼう!BASICプログラミング。
NPO法人QUEST&PCN福岡。
鯖江市の株式会社jig.jp、福野泰介さんが開発したプログラミング専用手のひらこどもパソコン「IchigoJam」を使って、プログラミングを体験。
BASIC言語を使ったオリジナルゲームの作成を体験できます。
電気を通す魔法のペンで光るLEDバッジをつくろう!
ファブラボ太宰府。
電気を通すインクペン「導電ペン」をつかって電気の流れる「道すじ(=回路)」の正しい描き方を学びながら、光るバッジをつくります。
電気とLEDのしくみを体験しながら学べるワークショップです。
モーターをつくろう
イーケイジャパン。
コイルをまいて、本当に動くモーターをつくる。
レーザーカッターで切り出した木製シャーシと金属パーツを組み合わせ、工作後も手元において楽しめます。
サイエンスキットの会社、イーケイジャパンには初期のワークショップコレクションからお世話になっています。
littleBItsワークショップ
KORG。
マグネット式のモジュールをつなげるだけで、子供でも簡単に電子工作を楽しみながら、21世紀型スキルを学べるツール、MITメディアラボにいたアヤ・ブデールさんが開発したlittleBIts。
誰でもが発明家になれることを目指した製品です。
ポンポン船をつくっています。
アルミパイプの中で水が熱せられ、パイプから水蒸気がはき出されて船を進めます。
技術の先生がリタイアして工房を開いておられるとか。
さすがプロ。子どもたちを引きつけます。
みんなのカラダも電気で動いている! –心臓の動きを調べてみよう–
第一薬科大学。
人体シミュレーターを使って聴診器や心電図の測定を行い、ヒトにも電気が流れていて心臓の動きは電気信号で制御されていることを体験します。
ふむ、人体系は東京のワーコレにもなかったな。
お絵かきロボットをスマホで操作して、絵を描いてみよう
キッズクリエイティブ研究所✕MaBeee。
CANVAS「キッズクリエイティブ研究所」のワークショップ「お絵かきロボット」を体験。
身の回りの素材をつかったロボットがスマホとつながる乾電池「MaBeee」を使って動きます。
西鉄バスについて学ぼう!
2,800台のバスを有する日本最大のバス会社、西鉄バスがハイブリッドバスやアイドリングストップについてパネルを使って説明します。
以前、放送波を使ったデジタルサイネージの導入実験でも西鉄バスにはお世話になりました。
この小学校の跡地会場、START UP CAFEという福岡市の起業支援の場が用意されています。
この2年半で90社がここから誕生しているとか。
ポップ・テック特区CiPも福岡の国家戦略特区による起業支援の仕組みを取り入れたいと考えております。
ご指南ください。
4時間待ちのワークショップも。
東京で開催していたときもそうでしたが、これほど並んでいただけるはうれしい反面、とてもとても申し訳ない。
需要に対し供給が足りないのです。
おとうさんおかあさん、どうもおつかれさま。
主催のグッデイ柳瀬社長、スタンフォード→九州大学教授を経て独立された谷川さん、吉本興業泉取締役、文科省から九州大学に移った新津さんらにお世話になりました。
福岡はいいよね!
(会場近くの一風堂本店にて)
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2017年10月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。