確かに「内藤式メソッド」で99%成功ではありますが・・・

12月に出版を予定している新刊書籍のタイトルが決まりました。写真はデザイン前のテキストを試作した表紙ラフです。執筆はこれから追い込みですが、投資初心者のための「99%失敗しない」投資を紹介した書籍です。

制作過程で編集者と議論になっているのは、帯に入れる「内藤式メソッド」という表現です。

私がやっている投資の方法は、たくさんの先例を研究し、自分自身で「人体実験」して、その中から成功したものだけのエッセンスを取り出したものです。書籍の中では、私が実践するいくつかの「失敗しにくいルール」を紹介。それらを組み合わせることで、成果を上げることができる具体的方法を紹介しています。

「内藤式」というように、オリジナリティがある訳ではありません。だから著者として、この表現を前面に出すことには抵抗があるのです。

しかし、出版社はマーケティング戦略上「内藤式メソッド」という表現をどうしても入れたいようです。もし、やめるのであれば別のコピーを提示する必要があります。単に否定しているだけでは、ネガティブなコメントをして代替案を提示しない人になってしまいます。

10年以上にわたり40冊近い書籍を出版してわかったこと。それは書籍は、本文の内容が一番重要ですが、中身が良ければたくさんの人に読んでもらえるという訳では無いということです。タイトルや装丁といった「見た目」もとても大事なのです。

特に今回は今まで資産運用に無縁だった人に投資を始めるきっかけにして欲しいと思って書いています。お金の不安を解消したい、でもあまり時間をかけたくないし、リスクも取りたくない。そんな人は世の中に溢れています。でも、私の書籍は累計でも60万部ほど。日本人の90%以上には知られていません。そんな人たちには、敢えてキャッチーなタイトルやコピーで、投資を始めるきっかけを知ってもらいたいと思います。

何か良いアイディアがあれば、是非教えてください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年11月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。