ビットコインに関する疑問は、一体誰に聞いたら良いのか?

東京ミッドタウンに移転した仮想通貨取引所の最大手ビットフライヤーの新しいオフィスにお邪魔してきました(写真)。同社のCFOの金光氏は、マネックス証券で学生時代アルバイトをしていた時からのお付き合い。スタイリッシュなオフィスに急成長する会社のエネルギーを感じました。

ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号通貨とも呼ばれます)を取り巻く環境は短期間で劇的に変化しています。ビットコインの価格も1年で10倍に跳ね上がっていますが、価格の変動も激しく、今後も乱高下が繰り返されることが予想されます。

株式やFX(為替証拠金取引)に代わる収益機会と捉えている個人投資家も増えていますが、問題は正確な情報がなかなか手に入らないことです。数か月前に書いたことが、既に時代遅れになってしまっている。ネット上で情報収集しようにも、時間の経過と共に情報があっという間に陳腐化してしまいます。

正確な情報を得るためには、
1.実際に取引や投資をしていて、仕組みを理解している人から話を聞く
2.自分自身でも「人体実験」してみて検証する

という方法が良いと思います。

その中でわかってきたのは、仮想通貨から期待できる収益は次の3つが考えられるということです。
1.変動率が高いという特性を利用したトレーディング
2.長期的な価値の上昇を期待した長期保有
3.マイニングによる収益
(他にもICO、アフィリエイトなどがありますが、ハードルが高いので省略します)

私は短期のトレーディングは行わず、2.と3.をやっています。

仮想通貨の人体実験の第一歩は取引所を運営している会社に口座開設して、少額で良いので実際に購入してみることです。私も最初は10万円程度をビットフライヤーの口座に振り込んで、ビットコインを購入してみました。そこから徐々に購入金額を大きくしていき、次のステップとしてマイニング(採掘)も始めています。

仮想通貨はビットコインが代表的ですが、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップル、モナコインなど取引されている他の仮想通貨も注目を集めています。仮想通貨間の競争が激しくなっていくことを考えれば、これらに分散することも重要になってきます。

仮想通貨に関する疑問は、一体誰に聞いたら良いのか?

そんな個人投資家の疑問に、資産デザイン研究所メールや本ブログで、対応していきます。また、来年2月3日には第7回世界の資産運用フェアの開催が決まっています。こちらでも正しい知識を持った専門家を招いて、仮想通貨に関するセッションをご用意する予定です。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年11月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。