サイボウズ株式会社代表取締役・青野慶久氏の
『チームのことだけ、考えた。』を拝読しました。これは、お勧め!
今や『働き方の多様性』の最先端を拓くサイボウズ。
創業当初は、今からはとても想像できない状況でした。
●止まると死ぬ。止まらなくても死ぬ。
疲れ切った中での上場。
●事業部制と人事部制。初めての人事制度は大失敗。
●離職率は28%に。「マネジメント研修」は愚痴大会へ
●20億円以上を使い果たす。共同宣言者の見放し宣言。
という壮絶な状況で、青野さんが読んだのが、かつて務めていた松下電器産業の創業者・松下幸之助さんの1冊の本。1ページ目にはこんな言葉が書いてありました。
『本気になって真剣に志を立てよう。
強い志があれば事は半ば達せられたといってもよい。」
この言葉に、青野さんは、頭が雷が落ちた気がしたそうです。
「真剣」という言葉は「真の剣」と書く。つまり、うまくいかなかったら死ねという意味だと理解した。・・・「頑張ればなんとかなる」などあり得ない。勝負できる一点に絞り、命を懸ける想いで取り組まなければ、ここから先には進めない。(P42)
「覚悟」という言葉には大きく2つの意味がある。1つは「リスクを受け止める心構え」。これは前向きな意味だ。もう1つは「あきらめ」。これは後ろ向きな意味だ。しかし、この2つの意味が共存するというのが覚悟という言葉だ。
理想を実現するためなら、どんなリスクであろうと受け止める覚悟を決めること。それは、その理想以外のすべてをあきらめるということでもある。(P43)
さて、青野さん・サイボウズは、どの分野で「真剣」になろうとしたのか。
続きは、次回です。
もっと知りたい!
●サイボウズ松山オフィス
<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年12月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。