小室家と神道系新興宗教の関係を週刊新潮が報道

週刊新潮3月1日号中吊りより:編集部

小室母子の問題で、すでにある神道系の新興宗教および霊媒師との関係も深刻な問題として語られてきたが、宗教の名前は伏せられてきた。

しかし、週刊新潮が掲載に踏み切った。

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「大山ねず命神示(おおやまねずのみことしんじ)教会」という団体で、祖母・角田八十子さん(故人)がリウマチに悩まされ、入信した宗教である。

神奈川県を中心とする新興宗教だが、これがあまり良いイメージを持たれていないのは、1987年の「悪魔祓いバラバラ殺人」のためだ。男女がミュージシャンの男性を殺害したこの事件では、単に遺体を切断しただけではない。記事に掲載された当時取材した記者のコメントが異様を物語っている。

「内臓は塩で揉んで数センチ角にしたりと、33晩、不眠不休で切り刻んで行った。“取り憑いた悪魔を祓うため”というのが、この『儀式』に至った理由ですね。女は被害者の妻、男は被害者の従兄であるほか、3人は共に教会の信者だったこと。事件の数年前に脱会してはいますが……」

教団として関与した事件ではないし、また、離脱した元信者の事件ではあるが、これを機に離れた人も多かったと聞く。そして、佳代さんが霊媒師に心酔し、友人たちにも紹介していたとも報じられている。

ただ、これまで宗教名が公表されていなかったのは、ひとつには、小室佳代さんや圭さんが、現在、信者であるかどうかについて確認できない(本人たちは公言していないので不明)のと、霊媒師がこの宗教と直接に関係しているかどうか確かな証言がないことだと聞いていた。

週刊新潮によると、「小室一家が信者であるか否かを当の教会に尋ねると、『信者籍の有無については一切確認ないし回答いたさないこととしております』と答えたそうだ。

一般に神道系の新興宗教は、皇室との関係でこれまでも、貞明皇太后が信仰されたといわれる『神ながらの道』とか松本清張の小説のヒントになった女官長だった島津ハル(島津斉彬の実の子孫)の事件、香淳皇后の女官である今城誼子をめぐるトラブルなど皇室にとって悩みの種である。

宮内庁はまず、この宗教がどんなものかを十分に調査すべきだ。また、圭氏自身の信心も聞いたのだろうか。眞子さまを勧誘しないように保証をもらうくらいはすべきだ、と私は主張してきた。

八幡 和郎
洋泉社
2017-07-04