「キモいおっさん」と言われないためにどうしたら良いか?

内藤 忍

出典:いらすとや(編集部)

仕事やプライベートで一緒になる人たちと、世代の違いを感じることがあります。若いつもりでいても20代、30代とは30年、20年も世代が離れている訳ですから、ギャップがあって当たり前なのかもしれません。

自分が20代の頃、50代の先輩たちには、尊敬できる人と尊敬できない人がいました。逆の立場になった今、年配の人間として尊敬されないまでも、せめて「キモいおっさん」と言われないためにどうしたらいいか考えてみました。

まずは、最低限の身だしなみです。こざっぱりとした清潔感を持つ。シャンプーやスキンケアで髪や肌にも女性と同じように男性も気を使いましょう。そして、意外に大切なのが、口腔衛生です。定期的に歯医者さんに行って歯石除去をしてもらい、歯周病防止することです。デンタルフロスや電動歯ブラシも必須です。

次に大切なのが、話術です。シニアになると増えてくるのが、自分の考えを押し付け、上から目線で説教するタイプです。自分の意見を頭ごしに話しても共感されず、「ウザいおっさん」とスルーされるだけです。

また、過去の仕事やプライベートの自慢話をしてはいけません。10年前20年前のおじさんの武勇伝など誰も聞きたくありません。

自分の話をするよりも、相手の話を素直に聞き、肯定的に受け入れてあげることが大切です。

そして3つ目が、経済力です。お金持ちではなく、金払いの良いおじさんには人が集まってきます。金で人の気持ちを買うのかという反発心もあるかもしれませんが、これが現実です。

経済力をつけるには資産運用しか対策はありません。お金は自分で稼ぐか、お金に稼いでもらうかの2つしかありませんが、仕事で急に年収を上げるのは簡単ではありません。だから、お金に稼いでもらう資産運用の仕組みを構築する必要がでてきます。

お金だけで人が寄ってくる人生も侘しいものですが、金の切れ目が縁の切れ目というのも寂しいものです。

年齢を重ねると、自分自身の過去の体験に縛られ、意識的にアンテナを立てないと、世の中の変化に気が付きにくくなります。自分の問題というのは、なかなか周囲の人が指摘はしてくれません。何も言わずに周りに人がいなくなってしまう前に、自分自身で自分を客観視して能動的に変化していかなければならないことを忘れないようにしたいものです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。