昨日、朝活シェアカフェという勉強会に登壇しました。文章の書き方、事例紹介がテーマです。花粉が舞うあいにくのコンディションでしたが、多くの方に参加いただきました。主催は、整骨院院長であり「FRESH! by CyberAgent」で番組を流している福嶋尊さん。
本記事では、当日の講演内容、新刊『あなたの文章が劇的に変わる5つの方法』(三笠書房)から一部を紹介したいと思います。
ブログやSNSの更新を継続する上で悩みがちなのが「ネタ切れ」です。最初は毎日のように投稿していたけれども、徐々に書くことがなくなり、気づいたらもう何カ月もログインしていない・・・という人は少なくありません。
個人的な日記でしたら、三日坊主で終わってしまっただけですが、集客や宣伝ツールとしてブログやSNSを使いたい人たちにとって、ネタ切れは大問題。始めたのならば、永続的に業界の最新情報などを投稿していきたいものです。そこで私がネタ切れ防止のためにおすすめしたいのが、「複数視点を持つことの大切さ」です。
博多に出張に行ったとします。出張の出来事として、ブログやSNSにアップするのもいいですが、それだと記事数回分ぐらいにしかなりません。ところが、仕事から離れて、郷土料理、魚料理、天神、中州、名産、ホテル、お酒、景気、風景、政治、歴史、景観、著名人、遺跡、人の性質などというように細分化していったらどうでしょうか。
たった1回の博多出張でも、かなりの数の記事をアップできるようになります。細分化、つまり視点が多いほど切り口は多様になり、一つの取材場所でもあっても、媒体やターゲットにあわせて複数の記事を書きわけられるようになります。そして、一つのことを深く掘り下げることで、思わぬ気づきも得られます。
文章を書く際は、頭を柔軟にしてさまざまなアプローチを考えましょう。考えているうちに物ごとを見る視点も変わっていくはずです。これを繰り返すうちに、書くネタに困らないどころか、「書く力」も増していくはずです。
尾藤克之
コラムニスト