安倍総理の訓示の原稿を読ませていただいたが、実に立派なものだと感心した。
安倍総理に対しての現時点での私の評価は、どちらかと言うとマイナスの方にぶれてしまうのだが、今日の訓示はいい。
よく栁田國男に言及されたものである。
民俗学の大家として知られる柳田國男が国家公務員として社会人生活を始めた、ということを私は知らなかった。
柳田國男が日本の農業の在り方についてこれほどの見識を有していたということを知らなかった。
柳田國男が民の貧困を克服することにここまで心を砕いていた、ということを知らなかった。
小泉元総理の米百俵の演説を聞いた時と同じような興奮が私の中に残ったのは間違いない。
安倍総理のスピーチライターがそれだけ優秀だ、ということだろうが、やはりいいものはいい、と言うべきだろう。
もっとも、今の霞が関や永田町の惨状を考えると、ちょっと立派過ぎるかな、と多少の違和感があるのは否定できないのだが….。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。