トイレの貼り紙問題

常見 陽平


久々に、リクルートさんにお邪魔した。お世話になった上司の送別会。同窓会のりだった。もう辞めて13年になるので。本当、人様の会社にお邪魔している気分。

1階、11階のトイレを利用する機会があったのだが、取引先なども入る可能性がある階だからか、トイレの貼り紙が少なめだった。そう、この会社の社員だった頃は、トイレには貼り紙というものがあり。トイレ版社内報みたいなものがあり。読むと、ちょっとほっこりしたり、元気が出たり。もっとも、これもまたフロアによって異なり。事業部独自の貼り紙があったり。「う、売らなくちゃなあ」とか、「コスト意識持たなくちゃなあ」とかいろいろ考えた。

営業のフロアだと、目標達成状況だとか、ランキングだとか、肝いり企画の売れ行きだとか、諸々貼られており。「営業会社だなあ」と思っていた、当時は。いまは変わったんでしょうけどね。

仕事柄、様々な会社にお邪魔する。トイレや廊下の貼り紙は味わい深く。その会社の組織風土や経営課題を発見する場だったりする。


お世話になっている放送局のトイレには、こんな貼り紙が。・・・総務が警鐘を乱打するということは、これをやる社員がそれなりにいるということだろう。猛烈に働く会社なのだとも言える。やっぱり、マスコミってね。

就活は6月1日選考解禁のはずなのだけど、学生からは内定報告が相次いでいる。就職情報会社各社のデータでは、5月1日時点で4割が内定を持っているという。うん、フライングだな。まあ、簡単に「形骸化」という言葉を使いたくないけれど。ルールは破られ続けるし、法的拘束力をもたせるのは難易度が高いだろう。

その内定を持っている学生は、どの会社に行くか悩んでいる者も。この廊下やトイレの貼り紙も、その企業を理解する、大事なポイントですぞ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年5月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。