「君が笑うと 世界が明るくなる」一青窈さんからお米と詩をプレゼント

駒崎 弘樹

「私は中学の頃から 鍵っ子でした。

お弁当もお姉ちゃんと交代ごうたいに作っていた」

こんな書き出しからはじまる詩と一緒に、一青窈さんから「こども宅食」にお米をプレゼントしていただきました。

こども宅食は、経済的に厳しい状況のご家庭に、さまざまな企業などから寄付いただいた食品を届けています。食品の配送をきっかけにご家庭との関係性を築き、必要とする支援につなげていくことが事業の目的です。

一青さんからいただいたお米の量は約900kg。

いただいたお米は、ほかの食品とともに、4月末にこども宅食の利用家庭にお届けしました。


一青さんからお米と一緒にいただいた、オリジナルの詩の内容をご紹介します。

「私は中学の頃から

鍵っ子でした。

お弁当もお姉ちゃんと交代ごうたいに作っていた。

働く母を”偉い!”なんて

そのときは思いやることも出来なかったけれど、

いつも

いつも

ありがとう。は

伝えたかった

わたしは今、二児の母になり

子供が笑うだけで

頑張れる

それでも

ときどき涙はボロボロこぼれてしまう

これは農家さんが心を込めて作った

あなたに贈るお米です。

毎日たくさんの命を頂いて

毎日たくさんの手が心が

あなたを支えています

この一粒ひとつぶが

あなたの元気になりますように

さあさあ

今日もめいっぱい笑え!

ママが笑うと

君が笑う

君が笑うと

世界が明るくなる

君が未来の代表になって生まれてきた

それがわからない大人が大勢いる

でも私は知っている

君がこの世界の宝だってことを

一青窈より」

利用家庭の皆さんには、定期的に必要な食品についてアンケートをとっています。

いつもダントツで「お米」と答えるご家庭が多く、本当にありがたいご寄付でした。

また、お米を受け取ったご家庭からは「一青窈さんの言葉がとても心に染みました。こども宅食は本当にありがたい取り組みです」といった声もいただいています。

こども宅食は、ただ食品を届けるだけの事業ではなく、食品を届けるプロセスに様々な方の思いが乗っている事業です。

これからも、こども宅食では、食品寄付や資金寄付をいただいた方の思いを利用家庭にも感じてもらえるよう、ていねいな事業運営を行っていきます。

こども宅食では、引き続きご寄付を募集しています。

あなたのできる手段で、こども宅食の仲間になってください!

 

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編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2018年6月9日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。