#起業しろ の重み

Skyland Ventures “起業しろ” 木下くんと、GOJO&Companyの慎泰俊さんがツイッターでバトルを。

この議論、もっと深めると良いね。「起業は自己責任」とは確かにその通りなのだが、それを煽る責任みたいなものにも、僕らは自覚的であるべきだと思う。自己責任の結果こぼれ落ちた起業家をすくい上げる仕組みこそが、本当の意味でのエコシステムであるとは思う。

リバ邸からたくさんの起業家が生まれたのは、「失敗しても最悪ここに戻れば大丈夫」という場所があったからなのではないかと思う。起業などの挑戦の機会提供と、大多数のそれがうまくいかなかった子たちの居場所作りは、セットであるべきだと思う。

“自己責任”という名のもとにいろんなものを切り捨てて来た結果が今の社会なので、この言葉には、発言力の持つ(持たなくとも)一人ひとりが自覚的に、敏感であるべきだと思う。

でもね。木下くんはそれもわかりつつも、批判が来る事もわかりつつも、それを前提として、 #起業しろ ということを言いつづけてるのだと思う。それは役割だよね、彼の。他のVCが恥ずかしがったりして言えないことを、彼は伝えようとしている。それはリスペクトしかない。


編集部より;このエントリーは、株式会社CAMPFIRE代表取締役、家入一真氏のブログ 2018年6月22日のエントリーを転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、「Ieiri.net」をご覧ください。