自分を過小評価しすぎる日本人

写真AC:編集部

組織で給与をもらいながら仕事をしているビジネスパーソンや、業務委託のような時給単位で仕事をしている人の中には、キラリと光る能力や経験を持っている人がたくさんいます。

せっかくの自分の力をもっと開花させないと勿体ないと思い、起業してみたら?とアドバイスすると、消極的な反応が返ってくることが多いのです。例えば、

「まだ、修行中で自分なんかより凄い人がたくさんいる」
「お客さんが集まるか不安」
「うまくいかなかったらと思うと心配で踏み出せない」

やらない理由を見つけて、自分を過小評価してしまう。そうやっているうちにチャンスが逃げていってしまう。とても勿体ないことだと思います。

実は、私自身も資産デザイン研究所を立ち上げて起業する時、独立することに全く自信がありませんでした。

社会人になってから25年以上ずっと会社員として仕事をしてきて、48歳で飛び出すのはそれなりの勇気が必要でした。最悪の場合として、最初の1年は収入ゼロを覚悟して、資産を切り崩しながらやりくりしようと覚悟していたくらいです。

しかし、やってみると思った以上に仕事は順調で、会社は一度も赤字になることなく、サラリーマン時代とは一桁違う収入を実現できました。

それだけではありません。労働時間は逆に短くなり、自分で時間をコントロール出来る自由も手に入れることができました。通勤ラッシュから解放され、空いている平日に自分の時間を作ったり、目覚まし時計のない毎日は、とても気持ちの良いものです。

もし、あの時、決断してなければ、時間とお金の自由は手に入れることはできなかったと思います。ジャンプして本当に良かったと思います。

そんな経験から周りの人たちにアドバイスしているのは、自分を過小評価するのはやめて、根拠のない自信を持つべきだということ。

実際、思い切ってジャンプしてみて、すぐに結果を出している人が、私の周りにはたくさんいます。本人には見えないかもしれませんが、傍から見ていると成功は約束されていて、あとはやるかやらないかだけなのです。

だから、やるかやらないか迷ったら、まず何でもやってみてから考える。人生、やったもん勝ち。やってみてもしダメだったら諦めて、また別のチャレンジをすれば良いのです。

自分を過小評価して、考えてばかりいて行動しない人に、チャンスの女神は微笑んではくれません。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年8月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。