選挙の実際を学ぶには最適の場所だろう、と思うのが小沢氏の政治塾である。
小沢政治塾で学んでももはや当選することは及びもつかないだろうが、選挙の裏表のことは存分に吸収できるはずだから、選挙参謀を志す人は小沢氏の門を叩かれたらいい。
伝統的な保守の選挙の真髄が掴めるはずである。
小沢氏は、選対の本気度が肌で分かるはずだ。
まさか小沢氏が自ら沖縄まで足を運ぶとまでは予想していなかったが、今回小沢氏は沖縄に行って選対の主要メンバーとそれぞれに話をしたようだ。
まだ、足りない。
どうやらそれが小沢氏の見立てだったようだ。
玉城氏の出馬表明が明日行われる、という話だったのが、どうやら29日頃に変更になるようである。
一気呵成に出馬表明にまで行かなかった、という事実で、玉城氏の今回の選挙が相当苦しくなりそうだ、ということが分かる。
まあ、ここまで来ると他の候補者を担ぎ出すのは事実上出来ないだろうから、玉城氏は負ける選挙を覚悟して出馬宣言をせざるを得なくなる。
小沢氏は、そういうことを含めて玉城氏のことをあれやこれや考えているのだろうと思う。
玉城氏を来年の参議院選挙の野党統一候補に押し上げることが出来るかどうか。
私だったら、そのあたりのことを考えるところである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。