こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
昨日は13時開会で長丁場の都議会本会議。各会派からの代表質問が行われました。
他の多くの議会のように午前10時スタートにしたり、質問日程を分散させれば17時・18時に終わらせることができるのに、なぜそんな議会改革すら一向に進まないのか…
と、本会議の度に忸怩たる思いを覚えつつ。
防災に関する質疑に各会派多くの時間を割き、知事から「補正予算を組む」という答弁が飛び出したり。
「こどもの城」利活用についても方針が発表されるなどしましたが、私が注目していたのはやはり「人権条例」についての各会派のスタンスです。
参考過去記事:
全文が明らかにされた「LGBT条例」に浮かぶ多くの論点・懸念点。議論の時間は十分に確保できるのか?
結論から言うと、自民党を除く会派からは厳しい意見は出されず、おおむね条例内容を評価する声が相次ぎました。
自民党のみが「言論の自由・表現の自由を定めている憲法に抵触する恐れがある」という点にストレートに言及。
他にも共産党から「規制を設けるのであれば、基準を明確にする必要がある」などの指摘も出されたものの、都の答弁は形式的なものに留まり、言論の自由・表現の自由に関する論争が深まることは残念ながらありませんでした…。
やはり、一問一答で質疑が行われる、総務委員会が主戦場になりそうです。
「表現の自由」界隈からはこのような懸念の声が相次いでおり、私もまだ自分自身の条例への賛否を決めかねています。
幸いなことに人権条例が審議される総務委員会はネット中継の試行が開始されているので、ネット中継で動画を見ることができます。
10月2日(火)13時から行われる予定ですので、ぜひとも都民の皆さまもこちらの質疑にご注目いただければ幸いです。私も自分の委員会が終了後、傍聴に駆けつけます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出、かがやけ Tokyo)のブログ2018年9月26日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。